コラム

バランス端子が4.4mm5極に統一!これからどうなる?

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 少し前からアナウンスがありましたが、ヘッドホンやイヤホンにおけるバランス接続をするための端子(主にポータブル用途)が規格化されたようです。

ヘッドホンのバランス端子がついに統一? JEITAが規格化「5極φ4.4mmプラグ」の詳細を聞く (1/4) – Phile-web

バランス端子は4.4mm5極に

 ざっくり言うと「バランス接続は4.4mm5極をスタンダードにするから、もう独自端子とかで規格を乱立させるのはやめましょう。」ということになります。(日本国内で)

 規格化したのがJEITAという大きな団体なので、国内製品においてはある程度の影響力があると思われます。(マニアが大好きなカタログスペックの測定方法などを規定している団体ですね。)

 4.4mmという馴染みの無いサイズになった経緯は、音質を担保するためと、既存の規格採用によるゴタゴタを回避する目的があったようです。バランス接続といえば2.5mm4極が主流ですが、これを採用してしまうと新たに2.5mmを採用する企業は製造コストを負担しないといけないですからね。まっさらなところからスタートすることで「文句なしよ」としたかったのだと思います。

 とはいえ、ようやく2.5mmで落ち着いてきたかなと思っていたところに、またまた登場した新規格。ネットでもネガティブな声は結構聞こえてきています。「また買い直しか!」という批判は確かにごもっともですね。

長期的にはユーザーの利益

 考えてみればここ数年のポータブルオーディオの発展と進歩は目覚ましく、AK240がバランス接続を採用してからまだ2年ちょっとしか経っていません。そのわりには、ずいぶんと多くの製品が投入されましたね。今回の規格化は2014年から始められていたようなので、決して遅かったわけではないと思います。言ってみればポータブルオーディオの進歩が早過ぎたんですね。

 規格が変わるというのは言ってみれば「プレステ2がプレステ3に変わる」ようなもので、どうしても混乱は避けられません。しかし長期的に見れば規格が統一されるということは、ユーザーの利益に繋がると思います。

問題は2.5mm軍団がどうなるか

 今回の規格化はあくまで国内の話であって、グローバルな規格統一ではありません。そうなると気になるのは2.5mmを主に採用しているメーカーたち。ケーブルメーカーは端子が手に入れば問題ないと思いますが、DAPやアンプを作っているメーカーの動きは気になります。その筆頭はやはりAstell&Kern。2.5mmを率先して推し進めてきた経緯もあるので、簡単に鞍替えするのは難しいのでは…と思います。ALOもどうするのか気になりますね。

 たぶんこの辺りのメーカーが動かないことには、国内スタンダードと海外スタンダードの一致は厳しいと思います。そう簡単に解決することもないでしょうから、ユーザーはしばらく「変換アダプター」で対応することになりそうですね。(そうするとますますプラグの小さい2.5mmを選んでしまうような…)

何が残るか選ぶのはユーザー

 実際のところ、今回の場合は2.5mmも4.4mmも両方生き残るという可能性もかなり高いと思っています。PAW5000のような小さなDAPを作ろうと思ったら、やはり4.4mmでは難しいでしょうし…。結局どんなに規格化をしても、ユーザーに選ばれなければ生き残ることはできないのだと思います。

 今回の規格化でポータブルオーディオは、発展に向けて新たな舵を切ることになりました。数年後にはバランス接続が当たり前の機能になっているかもしれませんね。それはそれでとても楽しみです。後はイヤホンのリケーブル端子の規格がどうにかなれば…そう願ってるのは私だけでしょうか?

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