【レビュー】audio-technica ATH-E40 の音質は?

ATH-E40

 いやーすっかり初夏の日差しですね。暑い、暑すぎる…ヘッドホンは梅雨入りするまでしまっておこうと思っております。そんなわけで(?)今回は、この時期にぴったりな「スカっとした音」が特徴のaudio-technica ATH-E40をレビューしたいと思います。暑いので前置きは短めにささっといきます。

audio-technica ATH-E40 レビュー

パッケージが激カワ!

ATH-E40

 見て下さい、このキュートな四角いパッケージを!とってもオシャレな感じで、久しぶりにトキメキって言葉を思い出しましたね。最近は外箱がやたら豪華なイヤホンが多いですが、ATH-E40は最小限な感じがエコで好みです。大切なのは中身ですよね。

ATH-E40

 DP-X1と並べてみました。ね?とっても小さいでしょ?ちなみに次にレビュー予定のE70も同じパッケージなので、並べると可愛らしさが倍増します。

ATH-E40

 最近はパッケージもグローバル表記のものが多いですね。同梱品はパッケージ横に分かりやすく記載がありました。文字よりも分かりやすい!これぞユニバーサルデザインですね。

質感や装着感をチェック

ATH-E40

 E40のデザインは「中身が見える」というちょっと男心をくすぐるもの。スケルトンのゲームボーイに憧れた世代はグッとくることでしょう。本体のほとんどの部分がプラスチックで作られているのですが、このデザインのインパクトのおかげで安っぽい感じがしないのが不思議です。

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 E40はA2DCというaudio-technica独自のコネクタでリケーブルが可能となっています。オス部分がMMCXより少し長くなっており、しっかりとはまるので安心感がありますね。差し込んだ後も本体を回転させられますが、MMCXのように簡単にクルクル回ることはありません。確かに汎用性が無いのはマイナスポイントですが、規格としては優れているように思います。

 ケーブルの質感はとても良いですね。硬すぎず柔らかすぎず絶妙なしなやかさになっているので、とても扱いやすいです。おかげで写真撮影もやりやすかった…。

 装着感はひと癖ある感じがします。ノズルの角度が割りと急になっているので、最初は装着に戸惑うかもしれません。私の場合は普通の耳かけイヤホンよりも「前方に傾けるような感じ」で装着すると上手くハマりました。(端子部分を前方に押し出すようなイメージ)

 自分で良い感じの装着ポイントを見つけることができれば、装着感や遮音性は問題ないように思います。それでもハウジング自体は大きめになっていて、人によっては耳にあたる部分が気になるかもしれないので、装着感の評価としては「普通」というところにしておきたいと思います。

すっきりクリアなモニターらしい音

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 ここまでスペック的な話をするのをすっかり忘れていましたが、E40は音楽制作用のモニターイヤホンで、独自開発のモニタリング用デュアルフェーズ・プッシュプル・ドライバー(φ12.5mm×2)が搭載されています。

 一聴した感じではノリ感が抑えられていて、とても冷静な音ながらメリハリの効いた爽やかな感じが印象的でした。モニター用ということで、低域は量を抑えながらも質感は残されており、中域は付帯音や余韻は少なくスッキリ、高域は細部を感じながらも主張はあまり強くないといった感じになっています。こう見るとミッドにフォーカスしたイヤホンなのでしょうね。

 E40を「さすがはモニターイヤホン」と思うのは、音のレスポンスの良さと解像感です。プッシュ・プルで設置されたドライバーが良いのでしょうね。音がサッと立ち上がって、スッと消えていく感じはモニターするには最適だと思われます。ダイナミック型イヤホンから想像されるような「こもり感」は皆無で、音の1つ1つがクッキリとしています。特にボーカル周りの聴きやすさは絶品で、コーラスの重なりなどはかなりキレイに聴こえました。

 ミッドにフォーカスしていることもあり、音場や分離感、定位といった部分にはあと1歩なものを感じますが、そのあたりは上位モデルであるE50、E70の役割なのでしょう。価格から考えれば全くもって十分な性能を感じました。

総評

 ATH-E40はイヤーモニターとしては比較的安価ながら、確かな実用性を持っている「使えるイヤホン」だと感じました。いわゆる音楽的な「ノリ感」は排除されているため、聴いていて頭をシェイクしたくなるようなサウンドではありません。しかし、普段のリスニングで「この曲、こんな音が入っていたのか」的な聴き方が好きな方は、おそらく楽しめるイヤホンだと思います。

 リスニング用のイヤホンではないためマッチする音楽をレコメンドするのは難しいですが、音数が多い今どきの電子音楽よりはアコースティックな生楽器の再現性に優れていると感じます。ボーカルはスタジオ録音をそのまま聴いてるような生々しさを感じるので、そっち系のフェチの人にもおすすめできそうです。音楽制作で使うなら、アコギなど、シンプルな楽器編成メインの方におすすめしたいですね。

 E40はモニターサウンドとはいえ高音がキツくないので、これまでモニターサウンドを敬遠していた方にも一聴してもらいたいイヤホンです。1台持っているとリスニングの幅を広げてくれるイヤホンだと思いました。おすすめです!

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