オーディオが趣味足り得ないと言われることへの自省的反論

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 やぁ、ようこそクソ記事へ。すまない「また」なんだ。気分でこんな記事を書いてしまうことは反省している。でも、なんとなく書きたくなってしまったんだ。「趣味:オーディオ」はやっぱり「ワロスwww」なんだろうか。そんなことを今日は考えてみたいです。

オーディオは趣味と言えるか

 しばしばポータブルオーディオが趣味として批判されるのは(自作なんかは置いておくとして)「金をかけたら終わり」という点だと思います。確かに釣りやゴルフといった趣味に比べると、オーディオには「上達」という概念が無いように思えます。そりゃイヤホンを耳に刺して「ウンウン」うなってるだけだから当たり前といえば当たり前かもしれません。

 事実、イヤホンが好きでこのサイトを始めた頃の私は「オーディオは趣味足り得るのだろうか」と思うことがしばしばありました。次々に高価な製品がリリースされるのを見て、この先もより高いものを買い漁るようになるだけで、結局は何も残らないのではないかと思ったりしたくらいです。

オーディオはワインに似てる

 結論から言って、最近ではそういう考え方をしなくなりました。例え自作していなくても、オーディオは趣味足り得ると思えるようになったんです。考え方が変わったきっかけは、オーディオが「ワイン」と似ているなぁということに気づいたことでした。

 ワインとオーディオはとても似ています。どちらもお金を払えば手に入るものが多い反面、ヴィンテージとなると普通の人が見て「馬鹿じゃないの?」というような金額になります。基本的には飲んだり聴いたりするだけですが、その世界は奥深く、ハマれば際限ない出費が待っている点も似ています。

 趣味としての批判のされ方も似ていて、「ワインなんて飲んでみて美味いか不味いかしか無いだろ」というのはそのまま「イヤホンなんて聴いてみて好きか嫌いかしか無いだろ」と置き換えることができます。ただこの意見に対しては、ワインもイヤホンと「良し悪し」だけでは語り尽くせない魅力を持ったものだと反論したいところです。

 こうした批判をしてくる人の多くは、その世界の知識の無い人かあるいは途中で投げ出してしまった人がほとんどでしょう。例えば1本10万円もするワインを飲んだとします。そのワインに関する知識が何もなければ、単に「自分の口に合うか合わないか」だけしか語ることができません。イヤホンに関しても同じで、知識の無い人が急に10万円のイヤホンを聴かされても「好きか嫌いか」でしか語ることができないでしょう。

 しかし一流と呼ばれるソムリエの人たちは、1つのワインから実に多くの情報を引き出します。「色・香り・味わい」の1つ1つから、そのワインの魅力を見事に描き出すのです。そこには単に「美味い不味い」を超えた知識としての輝きがあります。オーディオもそれと似ていて、多くのイヤホンを聴いてきた人には、1つの機種から様々な特徴や魅力を感じ取ることができるのです。

 似ている点はそれだけにとどまらず「構成する要素」を見ても似たものを感じます。ワインを構成する要素は、大きく分けると「ブドウの品種・産地・醸造法」です。それがイヤホンでは「ドライバーの種類・原産国・製造法」と置き換えることができます。同じ品種のブドウでも畑が違えば違う味わいになるのと同様で、同じドライバーでも国が違えばチューニングが変わって、違う味付けになるのはとても似ていると思います。

オーディオはワインに似てるよね?

 こんな風に捉えるとオーディオも立派な趣味のように思えませんか?思えなかったら、たぶん私の説明が下手なんだと思います。ごめんなさい。

 最近、私がイヤホンに感じている面白さとモチベーションは、1つの音からどれだけの情報を感じられるか、そしてそれを人に対して上手く表現できるかということです。これは自分が書くレビュー記事の面白さにそのまま直結する部分なので精進したいですね。

 このサイトの読者諸兄であれば、1度くらいは、このマイナーな趣味を批判された経験があるでしょう。あるいは進んで自嘲的になってしまっている方もいるかもしれません。今回の記事はそんな人の支えになればと思って書いてみました。

 最初のふざけた導入からは恐ろしいほど真面目な内容になってしまいましたが、明日からまたイヤホン探求を頑張りたいと思います!これからもよろしく!

まさかいないと思いますがワインについて知りたい方はこの本が分かりやすくてオススメです。

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