【レビュー】Aune B1 LTD 艷やかで滑らかなハイグレードアンプ

Aune B1 LTD

 どもども。甲子園が終わると夏も終わりだなぁって気分になりますね。今年はまれに見る冷夏でしたけど、これから暑さが戻ってくるんでしょうか?

 今日は甲子園の決勝を応援しながら、Auneのポタアンレビューを書いていきたいと思います。

 今回レビューするのはAuneのB1というポタアンの限定バージョン「B1 LTD」というモデル。ノーマルのB1からパーツをさらに選別し、基盤素材から徹底的に音質を追求したモデルになっているそうです。

 世界限定500台の販売ということで、日本向けの販売は早々に終了。はやくも入手困難となっているようですね。では、さっそく見ていきましょう!

Aune B1 LTD レビュー

Aune B1 LTD
電源を入れると緑に点灯
Aune B1 LTD
アンプ上部
ラインインとフォンアウト
ボリューム
Aune B1 LTD
左には電源の他、ゲインと駆動力の切り替えスイッチが
Aune B1 LTD
右側にはバッテリー残量を確認するボタン
Aune B1 LTD
底面には充電用のUSBポート

 B1 LTDはシンプルなアナログアンプですが、約3.5万円という価格帯では珍しいA級駆動ディスクリートアンプになっています。機能としてはハイローのゲイン切り替え、20mA/40mA駆動切り替えがついており、イヤホン・ヘッドホンで使える駆動力があります。

 本体は限定版らしいゴールドカラーとなっていますが、品の良い色をしているので、そこまでギラギラした印象はありません。サイズはアナログアンプとしてはやや大きめの印象で、DP-X1などと組み合わせるなら丁度良いサイズだと思います。

 本体の質感や作りはとても高いレベル。Aune製品はM1sというDAPをレビューした時から「製品作りの品質が高いなぁ」と感心をしていましたが、B1 LTDはさらに丁寧に作られている感じがしますね。金属で作られたスイッチ類は質感が高く、ボリュームも適度な重みがあります。

 何より中の基盤がチラっと見えるデザインは素晴らしいですね。所有欲を満たしてくれる1台になっていると思います。

艷やかで滑らかなサウンド

 さっそく音を聴いてみます。今回はXDP-30RにB1 LTD付属の単結晶銀線ケーブルを使い、FW02で試聴しました。付属のケーブルもとても高品質でGOOD。

 B1 LTDの音はXDP-30R直と比較すると、グッと音に艶が出て滑らかになった印象を受けました。B1 LTDから30Rに戻すと、無機質で味気ない音になったように聞こえます。(やっぱり30Rはバランス側じゃないとイマイチですね。)

 もちろんアンプらしい高い駆動力によって低音の制動も安定するのですが、特筆すべきは中高域の表現力向上です。弦楽器などの生音の再現力が高まり、音の密度が高まったよう。音の立ち上がりから余韻までがとてもスムーズです。高域も刺すような鳴り方はせずマイルドに鳴らしてくれました。

 このような高密度で滑らかな鳴り方は、オペアンプ1発のアンプではなかなかお目(耳?)にかかれないですね。細部まで音を作り込めるディスクリートアンプの良さが出ていると思います。オペアンプも楽しいけど、やっぱりディスクリートっていいですねぇ。

 イヤホンでもノイジーな感じは全く無く、ホワイトノイズもFW02では感じられません。ローゲインならばボリュームも12時すぎまで回すことができます。ハイゲインだと10〜11時くらいで爆音になってしまうので、イヤホンならロー、ヘッドホンならハイが良いと思います。

 B1 LTDには20mA/40mA駆動を切り替えるスイッチが付いているのですが、これによって音量が大きく変わるということはないみたいです。(電源オン時の切り替えは厳禁。)

 繋ぐ機材のインピーダンスによるのでしょうが、イヤホンでは20mA側でも充分だと感じました。20mAでもA級動作ですし、使用可能時間が10時間と40mAの2倍になります。

 40mAとハイゲインを組み合わせれば大型のヘッドホンもしっかりと駆動できそうです。Auneの海外サイトではHD800を接続している画像なんかも掲載されていたので、駆動力には自信を持っているのでしょう。私の愛機KH-KZ3000でも芯の太いしっかりとしたサウンドを聴かせてくれました。

Aune B1 LTD

総評

 Aune B1 LTDは艷やかで滑らかなサウンドが魅力のポータブルアンプでした。ゴリゴリの電子音楽よりも、生音主体の音楽との相性が良いですね。古いジャズやロックなんかとのマッチすると思います。

 惜しいのは世界500台限定という点でしょうか。この音を手に入れられる人は500人しかいないなんて…もったいない話です。

 オペアンプのポタアンとはまた違った鳴り方なので、ちょっと良いアナログアンプが欲しい方や少し変わったアンプを探している方には、まさにピッタリの1台だと思います。中華アンプと侮るなかれ!アンプ好きの方は要チェックですよ!

音質の近いB1sが発売になりました!