2017年 おすすめイヤホンはどれか?【第2回 HEAD Bank アワード】

Award2017

 気づけば2017年も残りわずか。そろそろ今年を振り返る記事を書こうと思います。

 2016年は大晦日に発表した国内”最低”権威のオーディオビジュアルアワード「HEAD Bankアワード」ですが、今年は皆さんのお買い物の予定も考えてちょっと早めに発表することにしました。大晦日に発表しても、どうせもうボーナス使っちゃってるでしょ?いいなぁ、ボーナス。

 去年どんな感じでやったか覚えてなかったので、去年の記事を見ながら書くぞ〜!

2016年 おすすめのイヤホンはどれか?【第1回HEAD Bank アワード】

 ふむふむ。去年はアクセサリーやらアンプやら部門に分けてたみたいですね。今年はカテゴリごとにアワードをあげたいと思うほどの製品は…んー。無かった。なので今回はイヤホンに絞って発表したいと思いまっす!(記事を見た意味無し!)

HEAD Bank アワード受賞製品

final E2000

final E2000
受賞理由
・常識を覆す価格設定
・クリアで高解像な万人向けサウンド
・豊富な付属品と2年の保証

 まずはfinalのE2000。今年はなんにせよ5000円付近のモデルが激熱でした。ほんと今までのエントリーモデルの常識が覆された年でしたね。

 その象徴的なモデルがfinalのE2000ではないでしょうか。E2000とE3000、どっちをアワードにするかほんと悩みました。別にどっちも受賞で良かったんですけどそれじゃ節操がないですし。個人的な好みではE3000なんですけど、やっぱりいろんな人にオススメするという意味でE2000を選びました。

 このイヤホンは昨今の電子音を多用したJPOPやJROCKに合いますし、ボーカルが聞き取りやすいので動画やゲームにもピッタリ。「なんか良いイヤホン知ってる?」と聞かれたら、まずオススメの候補に入る1台でしょう。文句なしの受賞です。

【レビュー】final E2000 E3000 エントリーの新時代

final E2000 FI-E2DAL
final E2000 FI-E2DAL
posted with amazlet at 17.12.07
final
売り上げランキング: 5,416

EARNiNE EN120

EN120
受賞理由
・市場の価格を破壊する品質
・市場の価格を破壊する音質
・エントリーモデルの概念を破壊

 5000円付近のモデルでもう1つ忘れてはならないというか、忘れることができないのがEARNiNEのEN120。シングルBAでステンレス筐体でツイストケーブルで5,480円って、イヤホン界の孫正義ですか?それとも破壊神シヴァなのかな?

 5000円くらいの製品を褒める時って「価格のわりには良い」とか「この価格帯では頑張ってる」みたいな感じになると思うんですけど、EN120の場合はそれが通用しない。全て「ありえない」と表現したくなります。有名ブランドのロゴをつけたら、ほんと余裕で1〜2万円になるレベルじゃないでしょうか。

 2017年はE2000とEN120の登場でエントリーモデルの概念、ハードルの高さがすっかり変わってしまいました。ここに食い込む製品が来年登場するのかも楽しみですね。こりゃ相当厳しいぞ…。

【レビュー】EARNiNE EN120 これぞ価格破壊イヤホンの大本命

EARNINE EN120
EARNINE EN120
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イヤナイン(EARNiNE)
売り上げランキング: 43,994

OSTRY KC09

OSTRY KC09
受賞理由
・個性的なデザインと優れた装着感
・信じがたいほど精細なサウンド
・信じがたい価格設定

 1万円ちょっと価格帯にはSIMGOTのEN700BASSや一部の方に人気の高いTFZ Exclusive KINGなんかもあって、ちょっと迷うところもあったんですがOSTRYのKC09にしました。

 1番の決め手は超極薄の振動板から発せられる高精細なサウンド。聴いた時に「これダイナミック1発ってほんと!?」と思わず驚いてしまったのが印象深かったです。またローからハイまでバランスが良く、この価格で充分なリファレンス・サウンドを得られるのも高評価でした。

 私としてはイチオシなんですけど、いまいち人気が無いような気がするのは気のせい?デザインが人を選ぶのかなぁ。流し聞きで使おうとすると音が良くて、流し聞きさせてくれない1台!

【レビュー】OSTRY KC09 ハイコスパと呼ぶにふさわしい名機

Acoustune HS1551

HS1551
受賞理由
・見たら二度と忘れないデザイン
・開いた口が塞がらないサウンド
・驚愕の標準ケーブル

 人に勧められて買うのはせいぜい1万円台だと思うので、ここからは完全に趣味というか好みでアワードを贈ります。

 それで言うとAcoustuneのHS1551はほんと凄かった…。まずこの圧倒的に威圧的かつ排他的な見た目。付属とは思えないクオリティの標準ケーブル。そして何より、ヘヴィーを突き詰めた究極の鈍器サウンド。

 これで聴くロックやメタルの良さったらないですよ。もちろんヘヴィーなだけじゃなくて、音のキレや中高域の明瞭さも充分。これ聴いちゃうと他のイヤホンじゃ音が軽くて物足りなくなる恐れも…。

 ツーバスが鳴り響くようなハードなサウンドを愛好する方にこそ、聴いてほしい1台。ヘドバン確定ですよ。別のチューニングバージョンも発売されるようなので、そっちも楽しみですわ!

【レビュー】acoustune HS1551 HS1501 圧巻のサウンドスケール!

beyerdynamic XELENTO REMOTE

XELENTO REMOTE
受賞理由
・全てがエクセレント、以上

 今年はXELENTO(remote)に始まって、XELENTO(wireless)に終わったという印象。結局、コイツを超えるモデルは出てこなかったなぁと思ってます。(HA-FD01早くきてくれぇー!)

 IE800Sもそこそこ良い感じなんですが価格が…。IE800Sが10万円をかなり下回る価格設定だったら、悩んだかもしれません。でも現状では本体の質感やケーブルの品質を見ても、XELENTOに軍配ですね。

 こんな辺鄙なサイトを読んでいる読者諸兄であれば、XELENTOの音を聴いていないということはないでしょう。その音質については言わずもがな。まだ聴いていないということであれば、ぜひ一度ご自身の耳で確かめてみてください。(某秋葉原のお店の試聴機は、音おかしかったんだけど直ったかな…?)

 特にヘッドホンに近いサウンドをイヤホンに求めている方にはピッタリだと思います。そういえば、なぜ私はまだコレを買ってないんだろう?あ、お金が無いからだ…。

【レビュー】XELENTO REMOTE まさにエクセレントな1台

総評

 厳しく言うと、2017年は2015〜2016年と比較するとオーディオ的には不作の年だったと思います。というか去年、一昨年と製品が発売されすぎでしたね。

 今年はメーカーもさすがにちょっと息が切れたのか「mk2商法」が多かったように思います。完全新作よりは後継モデルが乱発された年でした。

 そこへきて、市場の流れが「大衆向け→ワイヤレス」「マニア向け→高価格ワイヤード」と完全に別物に分かれ始めているのも気になります。マニアと大衆で求めるものがはっきり分かれてしまうと、マニアが絶賛した商品を大衆が買うという流れが生まれづらくなり、ヒット商品が出てこなくなります。

 ヒット商品が出てこなくなると、当然市場が小さくなります。市場が小さくなると、当然そこへ向けた新製品の投下が減り、また市場が小さくなり…という負のスパイラルが始まるわけです。2018年はどこまでこの傾向が進んでしまうのか、個人的にはかなり心配しています。あるいはマニアがワイヤレスに寄っていく流れもあるのでしょうか?(そうすると今度はケーブルメーカーが…)

 また高出力のDAPが増えたことでポタアンのマーケットが、かなり瀕死の状態になってしまっていることも気になりますね。個人的にはポタアン好きなので、大手メーカーさんにも作ってほしいですけど、現状では厳しそう。Twitter見てても、みんなDAPは買いまくってるけどアンプは…ですもんね。

 ということで、最後にいろいろと心配事を書いてしまいましたが、2018年は「mk2」じゃない新製品が見られることを祈っています。今回、アワードを贈った製品はどれも革新的で素晴らしいものばかり。そんな製品を作って下さったメーカー様には敬意を表すとともに、感謝を申し上げたいと思います。サンキュー!!!

 いつもサイトを見てくれてる読者諸兄も、サンキュー!!!