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【実機レビュー】RHA CL1 CL750 DACAMP L1 オーディオファン必聴の快作

RHA CL1 CL750 DACAMP L1

 ダークホース襲来。まさか年末にこんな伏兵がいようとは…。今回はRHAのイヤホン CL1とCL750、そしてポタアン DACAMP L1をレビューするんですが、ただいま私、興奮気味です。いやーこの新製品、今年のベストバイ候補かもしれません。

 というのも、このイヤホンとポタアン、組み合わせて使ったの時の魅力が凄いんです。魅力がすごいよ。今回は写真が盛りだくさんなので前置きはこれくらいにして、さっそくレビューしていきたいと思います!製品紹介→レビューの流れで行きます!

RHA CL1 製品紹介

RHA CL1

外箱から洗練されたデザイン。

RHA CL1

同梱品はケーブル2種とケース、クロス、標準プラグ。

RHA CL1

イヤピはなんと個別に包装されています。
シリコンがSML各2セットとコンプライSML各1セット、ダブルフランジがSL各1セット。


RHA CL1

ハウジングはセラミック製。
フルメタルボディです。

RHA CL1

後ほど紹介するアンプで使用するバランスケーブル。
ミニXLR4ピンとなっています。

RHA CL1

ケーブルはsMMCX端子となっていますが、他社と互換性は無く、独自の規格となっています。

RHA CL1

通常の3.5mmケーブルも付属。

RHA CL1

高貴なお姿をされていますね。

 

 CL1はセラミックプレート トランスデューサーが高域を、ダイナミック トランスデューサーが中低域を鳴らすというデュアルドライバー設計のイヤホン。感度89dB、インピーダンス150Ωという仕様で、ヘッドホンでもあまり見ない低感度が特徴となっています。

 ハウジングもセラミック製になっており、RHAとして初のリケーブルにも対応。リケーブル端子はsMMCXですが、カスタマイズされているので実際には独自規格となっているようです。

 後述するDACAMP L1とバランス接続するためのミニXLR4ピン バランスケーブルが付属されています。イヤーピースは合計11セットも付属するのがGOOD。RHAのイヤピは本体にしっかり付くので結構好きなんですよね。

RHA CL750 製品紹介

RHA CL750

CL1と同じテイストの外箱

RHA CL750

ケースやイヤピはCL1と同じものが付属。
CL750はステンレスハウジングでMA750に似ています。

RHA CL750

CL750のケーブルはCL1の3.5mmケーブルと同じもののようです。

 CL750は同社の人気モデルMA750のドライバーやケーブルを変更した別バージョンといったところでしょうか。再生周波数帯域はCL750の方が高性能になっているようです。

 こちらもCL1と同様、感度89dB インピーダンス150Ωという低感度設計になっています。どちらもアンプと組み合わせて使って下さいねというイヤホンですね。

RHA DACAMP L1 製品紹介

RHA DACAMP L1

こちらが外箱

RHA DACAMP L1

スタイリッシュながら遊び心のあるデザイン。

RHA DACAMP L1

横にはGain、Bass、Trebleを調整するダイヤル。
Gainは3段階。BassとTrebleは-3〜+9の間で調整可能。

RHA DACAMP L1

上部にはスイッチングボリューム(最小1〜最大5)と3.5mm出力、ミニXLRバランス出力。

RHA DACAMP L1

下部にはPCやiOS入力とアナログin out、同軸入力もついています。

 DACAMP L1ができることはOPPOのHA-2を思い浮かべると分かりやすいです。PCやスマホ、iOSデバイスと接続できてモバイルバッテリーとしても使えます。DACチップがES9018K2Mなのも似ています。

 HA-2と違うところも多くあります。まずはバランス接続が可能な点。従ってL1はES9018K2Mとアンプをそれぞれデュアルで搭載しています。それから、BassとTrebleを調整可能なのも大きな違いですね。さらには同軸入力が可能で、バッテリーも4000mAhと大容量な部分も見逃せません。

 高性能な分、サイズはHA-2よりもゴツくなっています。サイズ的にはDP-X1に似ていますね。縦はDP-X1より小さいですが、厚みはDP-X1よりもあります。モバイルバッテリーだと思えば…持ち歩きはギリギリでしょうか。まぁこんなサイトを見ている読者諸兄であればきっと余裕のサイズでしょう!

CL750を聴いてみました

 ということで早速聴いてみました。まずはどれくらい鳴りにくいの?というところでCL750をiPhone6に繋いでみます。iPhoneは出力高いので思ったより鳴らせますね。ボリューム8〜9割で充分大きな音になります。MAXだとウルサイくらい。

 ただiPhoneでCL750を聴くと、音がシャリシャリしており迫力不足な感じがします。やはりアンプと組み合わせて使ってあげるのが、このイヤホンの真価なのでしょう。ということでDP-X1+L1と接続して聴いてみます。

RHA CL1 CL750 DACAMP L1

DP-X1との接続は全く問題無し

 まずはCL750から。L1はBassもTrebleも0にしております。音を出した瞬間からiPhone直との違いをはっきり感じました。音のパワーや躍動感、特に中低域の駆動力が全く違います。

 CL750のサウンドはこれでもかと言うくらいシャキシャキの音ですね。超高解像な音像です。知らない人が聴いたらダイナミック型のイヤホンだとは、まず思わないんじゃないでしょうか。不要な遊びや響きの無い、タイトで反応の良い音で、とてもスピード感を感じます。

 サウンドバランスは高域が主体で、低感度のおかげなのか恐ろしくクリアかつ伸びて聞こえます。伸びるという突き抜けるという感じですね。シンバルの金属感がこれでもかと伝わってきます。

 中域は引っ込んでいる感じは無いのですがボーカルにはやや距離を感じます。耳元で歌ってはくれません。ただ高域の強いイヤホンとしては奇跡的なくらい、サ行の刺さりは感じられないです。これはダイナミック型のなせる技なんですかね。また音空間には余裕があり、定位や音場表現も優れているように感じます。

 低域は中高域と比較すると控えめな表現ですね。音の反応が速いのでバスドラムやベースラインが引き締まって聞こえます。こう書くと、ほんとシングルBAイヤホンのレビューを書いてるみたい。いやー面白いイヤホンです。

CL1はどうか?

 次は同じセッティングでCL1をシングルエンドで聴いてみたいと思います。「音色」は似ていますが、サウンドのバランスがCL750とは違いますね。高域が強かったCL750と比較して、CL1は中低域の押し出しが強くなり、全体のバランスが良くなりました。

 ボーカルの距離もCL1の方が近く、1音1音に艶が加わっていて表現力に磨きがかかっています。CL1の方がダイナミックっぽさを感じられるサウンドになっていますね。今度はバランス接続に変更して聴いてみると、音の輪郭が一層際立ち、奥行きを感じるサウンドになりました。いやー好みの音なので困ります…。これ以上の出費は勘弁…。

 CL1とCL750、両機種ともに感じたのは凛とした透明感、タイトで正確な音という印象。ダイナミックでこれほどカッチリ鳴る機種は高級モデルを含めてもほんとに少ないと思います。個人的にはAcoustuneのHS1005を思い出しましたが、RHAの方がもう少しクールかもしれません。

恐るべきDACAMP L1の実力

 そんな具合に2モデルとも凛としたサウンドのイヤホンなんですが、DAP直でロックを聴くと少々「ノリ」に欠けてしまいます。そこでDACAMP L1さんの力をお借りするんですが、これが凄いことになります。

 試しにBassのダイアルを+5、Trebleを+2にしてCL1を聴いてみたところ、「おっほー!」と声が出ました。クールで超解像なサウンドが、一気に熱気を帯びたサウンドに変貌を遂げます。面白い!これは面白い!

 L1のBassとTrebleは-3〜+9というかなり広いレンジで調整ができます。これによってイヤホンが抱える「低音が〜高音が〜」という問題をかなりの部分クリアしてくれるんですね。もちろんアンプの実力だけでなく、低音や高音の変化を正確に伝えるCL1とCL750のドライバー性能にも、高いポテンシャルを感じました。

 L1単体に目を向けてみましょう。豊富な入力端子と大きなバッテリーは使いやすく、低能率のイヤホンでもゲインはMidで充分鳴らしてくれます。ポタアンとしてはXD-05にも負けないパワーを持ってますね。ヘッドホンも大抵のモデルは鳴らすのに問題ないでしょう。

 L1はそれほど味付けの強いサウンドではなく、クリアかつパワフルに鳴るといった印象です。ホワイトノイズはANDROMEDAだと聴こえるというレベルなので、標準的な部類だと思います。BassとTrebleのギミックがかなり面白いので、単体使用でも充分に魅力を感じました。

総評

 無茶を承知であえて言います。CL1はぜひDACAMP L1と一緒に使ってみてください。そうでなければこのイヤホンの持つ「本当の魅力」を感じることはできないように思ってしまいました。ぜひBassとTrebleをグリグリして遊んでほしいです。めっちゃ楽しいですよ、これ。

 でもね、高いですよね。CL1+L1で約10万円…。ただ使ってみて分かったんですが、曲に合わせて自由に低音や高音を変えられる柔軟性とサウンドのクオリティーを考えると、決して高い買い物ではないというか、価格以上の価値を感じるレベルにはなっていると思います。

 特に高域の透明感とシンバルの金属感は特筆すべき良さがあり、そういう鋭い音が得意であるにもかかわらずボーカルが刺々しくならないのは見事です。曲によって低音が不足に感じられる部分はL1で補えば、苦手ジャンルは実質無いと言えるシステムになります。

 CL1の話が多くなってしまいましたが、CL750もまたダイナミック型らしからぬキレイな高域と反応の速いサウンドで魅力的です。こちらは歌モノよりもインストを気持ちよく聴けますね。この透明感はシューゲやポストロックなどによく合うと思います。

 ということで長くなってしまいましたが、RHA新製品のレビューでした。T20の時から思っていましたが、やっぱりRHAの音づくりはツボを突いてきますね。今回の新製品はこれまでの骨太なRHAサウンドとはまた違った表情なのに、見事ハマってしまいました。

 ぜひCL1とDACAMP L1の試聴の際にはBass+5、Treble+2あたりでロックを聴いてみてください!この設定は超おすすめです!

【新製品】RHA CL1 Ceramic【高密度セラミックハウジング・着脱式ケーブル】 | イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン

【新製品】RHA Dacamp L1 【フルバランス接続対応DAC内蔵ヘッドホンアンプ】 | イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン

【新製品】RHA CL750【CLダイナミックトランスデューサー搭載・カナル型イヤホン】 | イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン

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