【レビュー】DQSM D2 聴いて驚きハイブリッドイヤホン

DQSM D2

 今回はAliExpressでお馴染みのEasy Earphonesさんから「良かったらレビュー書いてみない?」というメールを頂いたので、少し安く譲って頂いたイヤホンをレビューしたいと思います。タダでもらったわけじゃないので、当然正直に書きますよ!

 今回レビューするのはDQSM D2というハイブリッドイヤホン。2BA+DDという3ドライバー構成になっていて、AKG K3003ばりに3つのフィルターがついてるぜ!というのがウリになっています。価格はAmazonで2万円ちょっとで買えるレベルです。さっそく見ていきましょう!

DQSM D2 レビュー

外観などをチェック!

DQSM D2
外箱はちゃんとあります。しっかりした箱。
DQSM D2
内容物はこちら。
ケースがかなりシャレてますね。
イヤピは2段フランジが4セット、シリコンが3セット、フォームが2セット。
耳かけフックとなぜかフェライトコア(TDK製)もついてきます。
DQSM D2
良い感じのケースです。
ペラペラではなく、しっかりしています。
DQSM D2
裏側にはDQSM™の刻印が。
『ドラゴンクエスト・ソードマスターズ』の略ではないようです。
そんなゲームはありません。
DQSM D2
本体はとてもシンプルなデザイン。
外側にはベント(穴)があるだけです。
形状はDN-2002に似てますね。MMCXでリケーブルできます。
DQSM D2
ケーブルは野太くなってます。RHAより太いかな。
分岐の前後で太さに違いがあります。
布巻きですが、太い部分は反発力強めです。
DQSM D2
プラグ部分。
非常にしっかりしていてデザイン的にもGOOD。

音質に思わずビックリ

 音の方は「どうせいつものドンシャリハイブリッドなんだろ?」って思ってなめてました。ところが聴いてビックリ!無骨な見た目と違ったハイファイなサウンドです。

 1番驚いたのが広い音空間。伸び伸びと音が広がるので、まるで開放型ヘッドホンを聴いているような気持ちになります。左右方向に音場が広く、抜けが良いのでとても気持ちイイ音ですね。楽器音の再現性も高く、キック音やタムの実在感はとても良いです。

 サウンド全体は、ベースや打楽器の重みをどっしりと感じる低域、キレ良くあっさりとした中域、高域はエッジの効いた刺激のある音になっています。これらのバランスは付属のフィルターで変化させることができ、ボーカルの距離感やサ行の刺さりも、フィルターを交換することで大きく変わりました。

フィルターを変えてみる

DQSM D2
付属するフィルター。
初めは黒いフィルターがイヤホンに装着されています。
DQSM D2
フィルター3種の中身。
黒は詰め物無し。緑と白の違いは見た目には分かりづらいです。

 3種類のフィルターを聴き比べると、ざっくり言って黒は高音、白は中域、緑は低域を重視したサウンドになりました。フィルター付きのイヤホンは結構多くありますが、大抵「これが1番」というのが決まっていて、実際はあまり変更しないケースも多々あるかと思います。

 しかしこのイヤホンのフィルターはそれぞれに良さがあり、本当に使い分けたくなりました。例えば黒は音抜けと開放感が1番良いので、インストを聴くのに凄く良いです。白はボーカルの距離が近くなりサ行の刺さりも抑えられるので歌モノに合います。緑は1番ハイブリッドらしい鳴り方になるので、ノリの良い音楽との相性がピッタリでした。

 この3種類があれば、大抵の人は自分好みのバランスを見つけられるような気がします。そういった意味では「大ハズレ」になりにくいイヤホンだと思いました。

DQSM D2

総評

 DQSM D2は中華イヤホンにありがちな「派手なだけの音のイヤホン」ではありませんでした。特に音場の広さは素晴らしく、音同士の距離感をかなり楽しむことができます。シングルドライバーに慣れた方だと違和感は多少感じるかもしれませんが、ハイブリッドのチューニングも上手くできている方だと思います。

 全体的にタイトでキレのある音作りになっているため、解像感が高く感じるのも日本人ウケしそうなポイントだと思いました。ただ傾向としては、ローとハイに強調感があるので中域(ボーカル)至上主義の方には向かないかもしれません。歌よりは広い音場で演奏を聴かせるタイプのイヤホンだと思います。

 これが2万円くらいで買えてしまうんですね…。全く中華イヤホンの世界は恐ろしいです。低域の空気感と表現力、高域のシンバルの金属感には舌を巻きました。ハイブリッドの鳴り方が苦手でなければ、ロックを中心に聴く人にはピッタリだと思います。これで聴くZAZEN BOYSは素晴らしい…。

 ロックサウンドを求める方、価格的な問題からハイブリッドに手を出していなかった方にもぜひ聴いてみてほしいサウンドです!

今のところ取り扱いはAmazonオンリーだそうです。