【レビュー】Etymotic Research ER4SRとER-4Sを聴き比べ!

ER4SR

 ポタフェスのレポを書いたばかりなのに、もうイヤホンのレビューを書いている自分を見て「どんだけイヤホンが好きなんだろう」と少し不安になってます。大丈夫ですよね…私…。

 さて今回は待ちわびている方も多いと思われる「ER4SRとER-4Sの比較」というのを考察してみたいと思います。結論から述べますとER-4Sをお持ちで、ER-4Sの高音が好きでしょうがない方は買い替えに注意が必要です。

ER4SR ER-4S 比較

 両者を聴き比べて最も違いを感じるのは「高音域」です。ER-4Sのキラキラ(ギラギラ?)とした高音のキャラは、ER4SRには引き継がれていません。この差は特にシンバル音において顕著で、4Sではつんざくように鳴る音が、SRでは繊細さは残しつつも抑えられているように感じました。これによって、SRはStudio Referenceという名称に相応しいフラットな特性になっているように思います。

 もちろん、SRはただ4Sの高音を抑えただけのイヤホンではありません。注意深く聴かずとも、SRと4Sでは音場感に大きな差があることが分かります。SRの方が音場が広く、楽器同士の距離感がとても明確に伝わってきました。SRと比較すると4Sは全体的に音が近く、ベッタリとして聴こえます。SRの方がより立体的な鳴り方をすると言って良さそうです。(同じチップで比較)

 さらに、音1つ1つの再現性においてもSRの方が表現力が上だと感じました。4Sは全体にやや乾いた鳴り方をしますが、SRの音にはしっかりと楽器の質感が伝わるような鮮やかさがあります。「一層磨き抜かれた高い原音再生力を実現」という売り文句は嘘ではないですね。

それでもどちらが良いかは好み

 4Sに対してSRを随分と褒めてしまいましたが、それでもなお「どちらが良いか」というのは好みによるところだと思います。確かにSRは音場感や再現性は高まりました。フラットで聴き疲れしない音になったと思います。低音に関してもSRの方が量感があり、表現豊かに感じます。

 ただこの変化を4Sユーザーの方が「良い」と感じるかどうかは「どんな音を求めているか」という個々人の哲学に依るところが大きそうです。

 そもそも4Sの音が好きで何も不満が無い人からしたら、SRなんて邪道と感じるかもしれません。MMCXになってインピーダンスも下がり「何だか普通のイヤホンになっちゃったなぁ」とガッカリした方もいるでしょう。

 そんな風に考えると、一概に「どちらが上でどちらが下」と判断するのは難しそうです。ただ音楽制作やモニター用として使うなら、間違いなくSRがオススメですし、長時間の使用で耳に優しいのもSRだと思います。

買い替えは慎重に

 1つ言えることは、4Sの音が好きなのであれば買い替えではなく「買い増し」にした方が失敗は少なさそうだということです。どうやら4Sは販売が終息していきそうなので、無理に手放してしまうのはもったいないかもしれません。

 本来であればご自身の耳で確かめるのが1番なのですが、まだまだ試聴環境が整っていない状況なので、あえてこうして比較をしてみました。感じ方は人によって違うと思いますが、何かの参考になれば幸いです!

 ちなみに言うと、私はSRの音をとても気に入っているので買って大正解でした。クセ無くキレイに鳴らしてくれるので、自然とアルバムを最後まで聴いてしまいます。ガチャガチャした音楽よりはシンプルな曲の方が得意なようで、女性ボーカルのささやくような表現は相変わらずの良さがあります。ERの看板が無くても十分な名機だと思いますよ!おすすめです!

私はサウンドハウスさんから購入しました!
ETYMOTIC RESEARCH / ER4SR|サウンドハウス

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