イヤホンレビュー

【レビュー】final F7200 F4100 F3100を聴き比べ!

final F7200 F4100 F3100

 今回は「極小サイズのイヤホン」で、話題沸騰中のfinal Fシリーズイヤホンをレビューします。

 小さいけど音はどうなんろう?3モデルの違いは?などなど、色々と気になるシリーズですよね。ということで、今回は一挙3機種を比較しながらレビューしたいと思います!

final F7200 F4100 F3100 レビュー

final F7200 F4100 F3100

パッケージは3機種とも共通。

final F3100

同梱物もシリーズ共通になっています。
本体の他には、シリコンとフォームイヤピ、
イヤーフック、セーフリング
メンテ用綿棒、ケースとなっています。

ケースが面白いのでちょっと紹介。 シリコン製の柔らかな素材。

ケースが面白いのでちょっと紹介。
シリコン製の柔らかな素材。

上蓋を外すとこんな感じで収納されています。

上蓋を外すとこんな感じで収納されています。

ひっくり返すとこんな感じ。 底面にもカバーがあるのでプラグ部もしっかり保護。

ひっくり返すとこんな感じ。
底面にもカバーがあるのでプラグ部もしっかり保護。

F3100 レビュー

final F3100

 F3100はFシリーズのエントリーモデル。直販価格は19,800円(税込)となっており、F4100と比べると低域の再生力に重きを置いたチューニングになっているとのことです。

 音を聴く前にまず気に入ったのがケーブルの質感。高純度OFCを使用したケーブルは、柔らかさを重視してPVC被覆が選択されています。触ってみるととても滑らかな手触りでしなやか。一般的な黒ケーブルとは全く異なる高級感があります。

 装着感は素晴らしいの一言。もはやイヤピを付けてるだけのような状態ですからね。イヤピの選択でかなり音が変わるイヤホンのようですが、色々と試した結果、小さめのイヤピ(S~Mサイズ)を本体に浅めに装着して聴くのが1番良いように感じました。

 イヤピを本体に深く挿して耳奥まで入れるパターンも試してみたのですが、確かに音のレスポンスやダイレクト感は増すものの、音場感や音の奥行きが失われてしまうように思えたので、今回は浅め小さめシリコンで統一してレビューをします。

final F3100

 F3100はFシリーズの中で1番「あっさりした音」という印象でした。クセがなく音楽のジャンルを選ばずに使うことができる機種だと思います。

 サウンドのバランスは少しだけ低域に寄っていますが、全体的に自然ですっきりした鳴り方なので極めてフラットに近い印象を受けます。シングルBAの機種はどうしても低域が弱く、腰高な鳴り方になってしまいがちですが、F3100はそのようにならずバランスよく音を聴かせてくれました。

 BA機らしくこもり感の無い緻密なサウンドなので解像感に不満はなく、それでいて分析的でもないので音源の録音状態もそれほど気になりません。まさに音楽を楽しんで聴くためのイヤホンですね。

 音場は格別広くはありませんが窮屈な感じはせず、ボーカルは自然で伸びやかに聴こえます。全体に軽やかなサウンドなので、ヘヴィーさを求める楽曲との相性はいまいちかもしれませんが、JPOPや邦楽ロックとの相性はとても良いと思います。

 個人的には「さよならポニーテール」のような軽やかでポップな楽曲を楽しんで聴けました。

F4100 レビュー

final F4100

 F4100はF3100と似た見た目ですがMMCXでリケーブル可能になっているのが大きな特徴です。直販価格は29,800円(税込)で、F7200と比べ暖かみのある音質傾向になっているようです。

 以前に試聴した時にはF3100とF4100は似た音質と感じていたんですが、しっかり聴き比べると大きく違いました。やはり静かな環境で聴き比べるのって大事ですね。

 F4100はF3100と比較すると音の厚みや再現性が大きく向上しています。より壮大で迫力のある音像ですね。スネアドラムが弾ける細かな音など、音のリアリティーもグッと良くなっており、情報量が一気に増えたような印象でした。

 サウンドバランスは中域に厚みをもたせた鳴り方ですね。そんな中でもキラっとした高域が良いアクセントになっています。ボーカルは熱っぽく歌い上げるように、バンドサウンドには少し力が入っているような勢いを感じました。

 全体的に音の迫力が増したので、現代的な電子音楽やEDMもノリ良く聴けます。よりパワフルなサウンドが好きな方はこちらを選んだ方が良さそうです。

F7200

final F7200

 F7200はステンレス製ハウジングと高純度OFCシルバーコートケーブルが採用されており、他の2モデルとは一線を画する見た目になっています。直販価格は49,800円で、音質と使い勝手の全てを高い次元で満たしたfinalの自信作とされています。ケーブルはやや重くなりましたが、しなやかで取り回しは良いです。見た目はとてもGOODですね。

 F7200のサウンドは他の2モデルとはかなり異なったものになっています。これまでの2機種にはシングルBAらしさが多少なりとも感じられたのですが、F7200のサウンドにはシングルBAっぽさがほとんどありません。

 唯一感じるのはマルチBA機やハイブリッド機のように音がバラバラになっていないという点でしょうか。非常に高いレベルで音像がまとまっています。

 低域は厚く重く、高域はギターの鈴鳴りが実に美しく聴こえます。ボーカルはすぐ近くに存在を感じ、愛らしい表現を得意としているように思いました。楽器のような見た目のイヤホンですが、まさにその通り楽器音の表現が非常に巧みです。

 音の傾向としては厚みのある低域に支えられた密度の濃い中域と、凛とした金属感の強い高域が特徴的ですね。全体的に濃く近く感じるサウンドです。

 聴いていると、F7200の鳴り方は歌モノよりもインスト系の楽曲に合うと感じました。それも少しスローテンポのものだと、濃厚な響きがより一層引き立ちます。

 「ゆったりと浸るように聴く」というリスニングスタイルに合ったイヤホンと言えるかもしれません。クラシックやジャズとの相性がとても良いと思います。

総評

 finaiの新製品Fシリーズは3機種ともにそれぞれ異なる個性を持っていて、聴き比べるだけでもかなり楽しむことができました。このサイズでこの音というのはほんとに驚きです。

 あっさりと軽やかで、それでいて伸びやかなボーカルを聴かせてくれるF3100。厚みのある中域と豊富な情報量でパワフルに楽しませてくれるF4100。そして濃密でとろけるような、ちょっと大人なサウンドのF7200。

 それぞれ違った良さがありますが、私がどれか1つを選ぶとしたら、よく聴く音楽との相性からF4100にすると思います。みなさんならどれを選ぶのでしょうかね?とても興味深いです。

 Fシリーズは装着感、音質、価格のバランスが良い製品だと思います。試聴される際はぜひイヤピもあれこれ試してみてくださいね!装着感にこだわる方には特におすすめです!素敵な見た目をしているのでプレゼントとしても良さそうですね。耳の小さな女性にも喜ばれそう。(でも渡す相手がいない…。)

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