【レビュー】TEAC HA-P5 日本人好みのサウンド

HA-P5

 昨日の記事でレコメンドした大森靖子の24bit音源を買ってみました。Apple Musicで聴いていたので音が良くなったのは分かったんですが、CD音源よりも良くなったのかは分からず…。ただ埋もれがちだったボーカルの細かい表現が聴こえるようになったのは面白いですね。サブスクリプションで出会って、気に入ったらハイレゾを買うという流れはなかなかオススメかもしれません。

 今日は全国のポータブルアンプファンの皆さま、お待たせをしました。発売になったばかりのMade in Japanな新製品 TEAC HA-P5をレビューしたいと思います。HA-P5は3.5mm4極のGND分離をそなえたオシャレなデザインのポタアン。専用ケーブル無しでiPhoneとも接続できてしまう便利なヤツです。このように書くとまんまOPPO HA-2のようですが、使ってみると違う点もあったのでそのあたりを比較してみたいと思います。

TEAC HA-P5 レビュー

まずは開封してみましょう。
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 本体の他には、同軸接続用のケーブル・PC接続用のmicro USBケーブル・5V充電ケーブルが付属しています。欲を言えばLightningケーブルもついてると良かったですね。

HA-P5
 本体前面にはスイッチボリューム、フォンOUT、光・同軸・アナログ入力があります。HA-P5がHA-2と最も違うのは、光と同軸が使えることですね。AKやFiiOユーザーにも使いやすくなっています。

HA-P5
 本体左横には3種類のスイッチ。ゲイン・入力端子・USB接続時の充電を切り替えることができます。USB CHARGEはMacで使いながらオンオフしてみましたが、音への影響は特に感じられませんでした。基本的にしっかりノイズ対策されている製品だと思います。

HA-P5
 本体底面はPC・スマホ・iPhone・DC充電・ラインアウトの端子があります。USB CHARGEをONにしておけばPC接続でも充電は可能です。ラインアウトが底面にあるので、スマホやiPhoneと組み合わせて3段で使う時の取り回しが良いですね。

OPPO HA-2と重ねてみました。
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 HA-2と比較すると縦には少し小さく、厚みは倍くらいありますね。重さはHA-2が175g、HA-P5が182gとのことで、ほとんど同じくらいになっています。

HA-2との違いまとめ

  • 光・同軸での接続が可能
  • 入力ソースの周波数を光ってお知らせ
  • 充電が無くなるとボリューム周りの光が点滅

 ハード的な違いはこんなところでしょうか。逆にHA-2にあるBassブーストやモバイルバッテリー機能はついていません。電池残量を知らせるボタンも無いのですが、電源を入れた際のランプの光り方で残量が分かるようになっています。

ボーカルを中心とした日本人好みの音

 製品としての特徴は似通った2機種ですが、音の方向性には違いを感じます。HA-2は音場が広く、各帯域の分離感に優れた機種ですが、HA-P5は中域にフォーカスしたメリハリのあるサウンドです。ボーカルがしっかりと前に出てくるので、歌モノを聴くのはHA-P5の方が良いように感じました。

 比較するとHA-P5は音のレスポンスが良く、スピード感とキレがあります。Macに繋いで使った際、HA-2ではホワイトノイズが聞こえましたがHA-P5はノイズ皆無。音を流せばあまり関係無い部分ではありますが、さすがの設計だと思いました。(イヤホンはUE900を使用)

 唯一残念だったのは「バッテリー」。iPhoneとのデジタル接続では4.5時間でバッテリー切れになってしまいました。その間、ボリュームを操作したりオンオフなどもしたので、カタログスペックの「5時間」という値と大きな差はありません。しかしHA-2は7時間使えるので、もうちょっと頑張ってほしかったですね。

総評

 HA-P5はノイズ感の少ないクリアな音で、日本人好みのポップスやロックを聴くのに適したサウンドのアンプでした。バッテリー以外の部分では、HA-2と比較しても不満なところは無く、むしろ光や同軸接続ができる分、多様な使い方ができそうです。作りはさすがのMade in Japan。高い質感に仕上がっていて、安心感があります。先日、紹介したiBasso D14がエントリーアンプの便利屋さんだとすれば、HA-P5はその兄的存在と言って良いかも。

 それにしても3.5mm4極って増えてきましたねー。製品数からするとケーブルの選択肢が少ないのがたまに傷ですが、個人的にはスマートで良い規格だと思っています。今年はもうちょっといろいろなケーブルが出てくれるとウレシイな。