ヘッドホンレビュー

【レビュー】ゼンハイザー HD 599 SEが激安だったの知ってました?

HD 599 SE

どうも、おひさしブリタニアの聖騎士団長、すぎやまです。7つの大罪を乗り越えて帰ってまいりました。

今回は先日買ったヘッドホン「HD 599 SE」がとても良かったので、レビューを書いてみようと思います。いやぁオーディオ機器のレビュー書くの久しぶりなんで緊張するなぁーなんて思いながら、キーボードをペチペチしております。よろしくお願いします。

ところで「なんでHD 599 SEを買ったのか」ということなんですけど、今使っているイヤホンIE40 Proがなかなかに良いので、私の中でゼンハイザーの評価がうなぎ登りだったんですよね。そこへきて、先日のAmazonプライムセールでこのヘッドホンが、通常価格¥25,920のところなんと¥14,980と、かなり安くなっているのを見かけたのでつい…というわけです。

Amazonプライムセールはオーディオも熱い

ところで皆さんはプライムデーでオーディオ製品が安くなるのって知ってましたか?まずほぼ必ずセールになるのがJVCのイヤホン。今回のセールではFW02のBTモデルが6,000円ほど安くなっていました。それからBOSEの完全ワイヤレスイヤホンは10,000円くらい安くなっていましたね。

そんなセールの中で最も狙い目なのが「Amazon.co.jp 限定」の商品です。実はAmazon限定のヘッドホンやイヤホンって結構あるんですよ。気になった方は下記リンクからどんなものがあるかちょっと見てみてください

Amazon限定のヘッドホンやイヤホン
https://amzn.to/2K3SC3H

Amazon限定のヘッドホンやイヤホンって多くの場合「限定カラー」なんですよね。限定カラー…あぁなんて良い響きなんでしょうか。マニア心を揺さぶる何かを感じずにはいられません。そして、このAmazon限定商品というのは、プライムセールの時にほぼ安くなるんです!セールの目玉商品としてはなかなか紹介されないですけど、ぜひチェックしてみると良いと思います!

ということで、前置きが長くなりましたがレビューしていきましょう!

ゼンハイザー HD 599 SEレビュー

HD 599 SEとは

まずHD 599 SEというモデルですが、こちらはHD 599のAmazon限定カラーモデルです。両者の違いは「カラーとパッケージング」ですね。HD 599は「プリン」という相性で親しまれていますが、SEは真っ黒。さしずめ「黒ごまプリン」といったところでしょうか。(イカスミプリンでも可)

パッケージングは、Amazonお得意の「フラストレーション・フリー・パッケージ」で届きました。ようするにダンボールに入った簡素なパッケージですね。私は全く気にしないタイプですけど、外箱に高級感を求める人は残念に思うかもしれません。SEという型番からして、なにやらセカンド エディションっぽい感じがしますが、本体の性能や付属品に違いは無いようです。

HD599 SE 付属品

6.3mmプラグケーブル(3m)
3.5mmプラグケーブル(1.2m)
6.3→3.5mm 変換アダプター
の3点が付属

実は私が初めて買ったちょっと高級なヘッドホンというのが「HD595」というHD599の先代のモデルでして、あれからどんな進化を遂げたのかというのも、当時の記憶を思い出しながらレビューしたいと思います。

質感と装着感について

まずHD 599 SEの質感ですが、約2.5万円のヘッドホンという点を考慮すると全体にプラスチッキーで、ほとんど高級感みたいなものは感じられません。持ってみると軽く、ちょっとチープな印象。ハウジング外側の銀色のエンブレム部分も、写真では金属っぽく見えるかもしれませんがプラスチックです。おそらく10円でこすったらハゲるでしょう。

ただ実際に耳や頭に触れる部分についてはしっかりと作り込んであります。ヘッドバンド部分の内側には、しっかりと1cmくらいのクッションが入っていますし、イヤーパッドはほどよい厚みと柔らかさを持っています。コストを削れる部分は削って必要な部分はしっかりフォローしている、そんなメリハリの効いた製品だなという印象を受けました。

そのメリハリは付属のケーブルにも表れていました。というのも、6.3mmプラグのケーブルは太めのしっかりしたケーブルなんですけど、3.5mmプラグのケーブルの方は、ひょろっとしていてクセもつきやすく、なんだか心もとない感じなんですよね。できれば3.5mmの方も太めのケーブルにしてほしかったなぁと思いましたが、この点もきっとコストの問題があるんでしょう。まぁ変換プラグを同梱してるんだから、それを使いなさいということなんだと思います。

装着感については素晴らしいのひと言ですね。箱出しの状態から快適に使えました。一部レビューでは「側圧が強い」というのを見かけましたけど、製造ロットの問題なのか、その人の頭のサイズの問題なのか分かりませんが、私は全く快適に使えております。

装着した瞬間から耳がすっぽりと覆われ、スッとなじむようなつけ心地なので、「よし、ヘッドホンをつけるか」と意気込む必要もなく気楽に使うことができます。2〜3時間通して使いましたが、特にどこかが痛くなるということはありませんでした。ただイヤーパッドがベロア素材なのでこれからの季節はちょっと耳まわりに汗をかきますね。これはもう仕方がないことなので、毛穴から汗が出ないようにトレーニングするしかありません。

全体的には丸みを帯びたデザインで可愛らしく、愛着を感じられるヘッドホンだと思います。いくつか不満点もあげましたが、全体としてはとても満足しています。

音質について

ゼンハイザーの有名モデルであるHD 599の音質について今さら語るべきことがあるかは置いておいて、今回は私が感じたことを率直に述べてみたいと思います。特にHD595からの変化の部分ですね。

まずHD 599 SEは開放型のヘッドホンなんですが、その音質は一般的な開放型ヘッドホンからイメージされるような「開放感」「ヌケ感」とは逆の印象を受けます。むしろ「密度の濃い」「どっしり」としたサウンドですね。その理由は低音域の主張が強めに作られているからだと思います。

ヘッドホンをオープンバックにするメリットはいくつもあると思うんですけど、このモデルの場合は「低音の反響や残響」が抑えられている印象を受けました。というもの、HD 599 SEの低域の量はモニターヘッドホンと比較すると強めなんですが、開放型となっているおかげで、低域が反響せずにスッと消えていくので嫌な感じがしないんですよね。なのでロックやポップスをノリ良く楽しく聴かせてくれます。

先代のHD 595はボーカル域を中心としたミッドレンジが印象的なヘッドホンだったような気がするので、少し現代的な音楽を意識したチューニングになったのかもしれませんね。正当に進化していると思います。それから同じくHD 595と比較すると、解像感についてもはっきり良くなっているように思います。

当時HD 595で聴いていた音楽を改めて聴いてみたのですが、明らかに音の輪郭がくっきりと聞こえます。HD 595は良く言えば柔らかい、悪く言えばこもった印象のサウンドでした。そのせいでポップスを聴くには良いんですけど、ロックにはあまり合わなかったんですよね。しかしHD 599 SEはロックを聴いても楽しいと思える程度にシャッキリとしたサウンドをしています。

HD 599 SEは低域から中域にかけて濃い密度と厚みを持ったサウンドが特徴的で、モニターヘッドホンのような分析的で解像度重視の音とは真逆の印象を受けます。いってみればとても「音楽的な音」ですね。そういう意味で、モニターヘッドホンの音に慣れきっている人にはHD 599 SEの音はちょっとこもって聞こえるかもしれません。

私はモニターヘッドホンのような音でアルバム1枚を通して聴くのは苦痛なので、解像感としてはこれくらいがちょうど良い塩梅のように感じられます。サ行の刺さりもうまくマイルドにしてくれますし、耳というか頭が痛くなるような音は抑えてくれるので、いくらでも音楽を聴いていられます。まさにリスニングのためのヘッドホンと言えるのではないでしょうか。

ボーカルについては「近い」というレビューをいくつか見かけますが、私は1歩離れているような印象を感じますね。そのぶん、音の位置関係の表現はしっかりしています。楽器がどこで鳴っているのか、ちゃんと聴くことができるんですよね。このヘッドホンをゲーミング用で使ってる人が多いというのも納得しました。銃声の位置なんかを聞き分けるのにも苦労しなさそうです。

高域については、主張は少なめですがクセや違和感のないレベルにまとまっています。ただモニター的なエッジの立った高域を求めるならば別のモデルに行った方が良いかもしれません。この辺は好みや聴く音楽によって違いがあるのでなんともですが、一般的なロックやポップスを聴くレベルであれば、特に問題のないように感じます。そう思わせてくれる程度に、低域から中域にかけてが充実しているヘッドホンです。

HD 599 SEの音場については「広い」と評している人も見受けられますが、私としてはややコンパクトかなと感じています。これはメリットとデメリットの両方を持っていて、むしろ意図的な設計のようにも思います。音場がコンパクトだからこそ、密度の高いどっしりとした音を表現できていると思うんですよね。その反面、音の広がりや伸びについては、ハイエンドモデルに譲る部分を感じます。

ハイエンドモデルがコンサートホールのような音であるならば、HD 599 SEはライブハウスのような音といえば伝わるでしょうか。どちらにもそれぞれの良さがあると思います。なのでコンサートホールように広がりのある音楽(例えばクラシックであるとか)を聴くのであれば、HD 600番以上のモデルをオススメします。逆にギュッと熱量の高い音楽ならHD 599 SEの方が良いと感じられるでしょう。

できればアンプが欲しいギリギリのヘッドホン

HD 599 SEのスペックはインピーダンス:50Ω、感度:106dBということで、iPhoneでも音量バーの6〜7割くらいで十分な音量が取れます。この点は似たような価格でもAKGのK701なんかと違う部分ですね。音量という意味ではHD 599 SEにヘッドホンアンプは必須ではないのですが、やっぱりアンプがあると良いです。

とはいえそんなにハイパワーなアンプは必要ありません。簡単なアンプでも音質は大きく改善するので、無いよりはあったほうが絶対に良いです。私はAudioQuestのDragonFly Blackを合わせて購入しました。黒と黒で良いコンビかなと思ったのでね!

HD 599 SE

この1万円ちょっとの小さなアンプを使うだけでも音質は大きく改善されるので、「ヘッドホン欲しいけどアンプとか持って無いし…」という人にはほんとにオススメです。DragonFly BlackはOTGケーブルでスマホとも接続できるので、スマホで音楽を聴く人にも◎。DragonFlyはMacに挿すだけで使えるからほんと楽で良いんですよねー。なにも煩わしいことがないのって大切です。

これでアンプの素晴らしさを知って、どんどんとその道を進んでいってくれることを期待しています。

総評

HD 599 SEはなんか久しぶりに良い買い物でした。このクオリティーのヘッドホンが1.5万円ってほんと安いです。HD 599が直輸入品でも2万円くらいなので、それよりもかなりお買い得。なにより黒の特別カラーですしね。

実はAmazon限定品のセールはプライムデー以外のセールでも結構行われているので、Amazonでセールやってる時はチェックしてみるといいかもしれません。たぶん次はブラックフライデー(11月末)の時期にセールがあると予想しています。

ヘッドホンのレビューするのが久しぶりすぎて自分なりのルールとかいろいろ忘れて書いちゃったので、ちゃんと書きたいことが伝わったか不安なんですけど、面白く読んでもらえたならうれしいです。

最近はイヤホンもヘッドホンもDAPも高いものが多すぎて、ちょっと呆れてしまう部分もあるんですが、こうして安くて良いものもあるので、そういったものを見つけて紹介していけたらなと思います。ではまた!

P.S.
音楽についても紹介したものがかなりたくさんあるんで、ボチボチ記事にしていきますのでそちらもよろしくお願いします!

【Amazon.co.jp 限定】ゼンハイザー ヘッドホン オープン型 HD 599 SE【国内正規品】
ゼンハイザー(Sennheiser) (2019-07-04)
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