コラム

2016年 おすすめのイヤホンはどれか?【第1回HEAD Bank アワード】

2016award

 2016年もいよいよ残りわずかとなりましたね!今年はついに「HEAD Bank アワード 2016」を決定したいと思います。ほんとは去年末もやるつもりだったんですが、息子が生まれてしまってそれどころじゃない状況でした…。

 レビューを書くのに広告費を一切もらっていないHEAD Bankだからこそできる、リアルなアワードをお届けしたいと思います!普段サイトを見てくれている方の予想はあんまり裏切れない感じになってしまうと思いますが、その点はごめんなさい!

 ということで今年は「アクセサリー」「アンプ」「DAP」「ヘッドホン」「イヤホン」というカテゴリーでアワードを決めましょうかね。ここでは本当におすすめできるものだけを紹介したいので全て金賞ということでお願いします。では、いってみましょう!

アクセサリー部門 受賞製品

iFi Audio iEMatch

iFi Audio iEMatch

 今年も終盤に差し掛かって登場したiEMatchは「イヤホンのホワイトノイズ問題」という皆が頭を悩ませる問題を解決してくれたアクセサリー。これによって「高感度IEM×据え置きアンプ」のような、今まで無理と思われた組み合わせも可能になりました。

 iEMatchはポータブルオーディオに新しい可能性をもたらしてくれた製品ですね。ノイズの多い真空管アンプでもクリアに聴くことができたのは感動的でした。アンプ好きな人はぜひ使ってほしい製品です!

 

ケーブル部門 受賞製品

PW Audio No.5 JP ver

PW Audio No5

 今年は数多くのケーブルが出てきましたが、その中でもPW Audioのコストパフォーマンスには目を見張るものがありました。特にOriolusの標準ケーブルとして採用されているNo.5 JP verは、1万円ちょっとケーブルとは思えない質の高さを持っています。

 見た目の美しさはもちろんのこと、取り回しの良さや耐久性も素晴らしいです。豊富な情報量とパワフルな低音、メリハリの効いた中高域を持っており、自分のイヤホンが1段グレードアップしたことを実感できるケーブルだと思います。フック部分にワイヤーが入っていないのも、個人的にはとても好きです。持っておいて損はない1本!

アンプ部門 受賞製品

RHA DACAMP L1

RHA DACAMP L1

 RHAのL1はポタアンとしては今年イチオシの製品ですね。フルバランス接続、豊富な入力端子、モバイルバッテリーとしても使える利便性、そして何より低域と高域を独立して調節できるダイヤルが楽しい1台です。

 バランス接続は4ピンミニXLRという変わった仕様なのが少々ネックですが、今は各種変換ケーブルも作りやすい時代なので、それほど大きな問題ではないと思います。とてもパワフルで、カッチリ鳴るタイプのアンプですね。自分好みの音になるよう、ダイヤルで調節して遊ぶのがとても楽しかったです。これはぜひやってみてほしい!

XHA-9000

XHA-9000 SE-5000HR

 無線で小さくてバランス接続ができるアンプ。そんな「あったら良いな」が詰まっているのがXHA-9000です。これで音が悪かったら元も子もないんですが、クオリティーの高いサウンドに驚かされた1台でした。

 iPhone7はイヤホンジャックが無いということで、相性はさらに良さそうですね。移動中に聴くというスタイルであれば、この使い勝手の良さは一度試してみるべきだと思います。価格からすると質感はちょっと低めですが、サウンドはさすがのAK!

JVC SU-AX01

JVC SU-AX01

 JVCのポータブルできるけどポータブルに向いてないポタアン。それがSU-AX01です。圧倒的なサウンドを目指したが故、このサイズになったそうなので「音質のため?それなら仕方ない」と魂を売れるかがポイントですね。サウンドはほんとに素晴らしいの一言。

 普段はFX1100とバランス接続で使っていますが、濃厚でありながら聴き疲れないのがとても良いです。これで聴くDSD音源の楽しさったらないですよ。これについては2017年も地道に布教活動していく予定!オフ会で僕と握手!

JVC  ポータブルヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 SU-AX01
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DAP部門 受賞製品

HIFIMAN SuperMini

HIFIMAN SuperMini

 DAPは今年発売が多かったですね。なので選ぶのはほんとどうしようかなと思いました。人気でいけばウォークマンやAK70、多機能ならDP-X1A、操作性ならOPUS#1、その他Cayin i5もとても良いと思います。

 そんな並み居る強豪の中でなぜSuperMiniなのかと言えば「え?このサイズでこんな音出るの?」という驚きがあったからです。それくらい音質面での魅力を感じた機種でしたね。

 確かにSuperMiniだけで全てを補えるとは思えません。やはりもう少し多機能なDAPも持っておいた方が良いとは思います。それでもSuperMiniを使うと、「とりあえず外ではこれで良いんじゃない?」と思わされてしまうのです。これはきっと多機能で重たいDAPやアンプを使っている人ほど分かってもらえるかも。

 メインのDAPに求める機能や性能は人それぞれだと思いますが、ゴツいDAPや3段とかにちょっと疲れてしまった人はぜひ手にとってほしいです!

ヘッドホン部門 受賞製品

Victor Studio HA-MX100-Z

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 ヘッドホンに関して2016年を振り返ってみると、いくつかの良品はあったものの、それほど豊作の年ではなかったというのが私の印象です。(特にポータブルヘッドホンは)

 かろうじてポータブルでも使えるヘッドホンの中から選んでみると、心に残っていたのはHA-MX100-Zでした。こちらは老舗のビクタースタジオが監修をしたスタジオモニターヘッドホン。

 モニターヘッドホンというとキツイ高音と無味乾燥なサウンドが想像されますが、こちらはそのイメージとは違った傾向で、聴きやすく疲れにくい音色をしています。定位の表現が素晴らしく、音の奥行きや立体感もきちんと表現できているのはさすが。この点は価格以上の力を持っていると思いました。

 もちろんこれよりも「音」が良い高級ヘッドホンは数多くありますが、この価格でこのバランスを実現しているものはなかなか無いですね。耐久性も高く、装着感も良好なので1台あると便利です。ということでヘッドホン部門はこれに決定!

HA-MX100-Z ハイレゾ対応ヘッドフォン
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イヤホン部門 受賞製品

Campfire Audio ANDROMEDA

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  イヤホン部門は…。まぁこうなりますね。Unique Melodyの人気も凄いですが、Campfire Audioの存在感も今年はハンパなかった。中でもANDROMEDAのサウンドはちょっと異質というか別次元というか、何者にも代えがたい魅力を持っていると思います。

 未だに中古でもほとんど見かけないというのはその証拠ではないでしょうか。「10万円以上するイヤホン」の中で、他の人におすすめできる数少ない製品ですね。この機種の魅力は何と言っても「透明感」。特にスネアとシンバルの鳴り方はピカイチだと思っています。

 とはいえ弱点もありまして、その鮮度の高い音ゆえ、ホワイトノイズをかなり拾ってしまうんです。なので再生機器を選んでしまう傾向があります。特にアンプとの組み合わせはシビアですね。ただこの点は前出のiEMatchを使うことで、ある程度は克服できるようになりました。この組み合わせもおすすめです。

 来年はANDROMEDA以上にビックリなイヤホンが出て来るんでしょうか。たぶん出てきますよね。楽しみだなぁ。(財布が心配…)

Etymotic Research ER4SR

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 今年はもう1つ忘れてならないイヤホンの発売がありました。それがEtymotic Research ER4シリーズの新作です。前作からおよそ11年ぶりのリニューアルということで、次にER4の新作を紹介できるのは、私が中年ど真ん中になって息子がもうすぐ中学生みたいな頃になるかも。そう思うととても貴重です。

 マルチBAイヤホン全盛期にシングルBAのイヤホンってどうなんだ?と思っている方も多いかもしれません。しかし、このER4SRにそんな心配は無用。オンリーな素晴らしいサウンドを持っています。これは「シングルBAにしては凄い」とかそういうレベルの話ではありません。

 サウンドの傾向はどこまでもナチュラルでフラット。原音忠実を目指すEtymotic Researchらしい音です。フラットサウンドという意味では、今年発売されたイヤホンでこれに敵う機種は無かったと思います。ER-4Sと比較すると高音のキツさは抑えられ、より自然な音づくりになっていますね。

 インピーダンス45Ω、感度98dBとなっており、大抵のDAPやアンプでノイズの無いクリアな音を楽しめるのも使い勝手が良かったです。DAPやアンプをレビューする時のリファレンスとしては、今のところこの機種以外は考えられません。遮音性もパーフェクトなので電車の中でも役に立ちます。(油断すると乗り過ごすこと間違い無し)

 ハイブリッドやマルチBAのような派手さはありませんが、それゆえ飽きずにずっと聴いていられるサウンドですね。マニアの方にも一般の方にも自信を持っておすすめできるイヤホンです!

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 ということで以上、第1回HEAD Bankアワードでした。正直なところ予想通りの製品が多くて申し訳ないと思っております…。ただ実際に使ってみて「本当にこれはオススメだな」と思うものを厳選した結果なのでご容赦ください。

 アワードを選出する上で、イヤホンよりも難しかったのはDAPですね。種類も多くなってきてますし、サイズや機能も様々。単独で使いたい人もいたり重ねたい人もいたり、使う人のスタイルによってどれが良いのか変わってしまうのが難しい製品だと感じました。

 来年もFiiOのX5 3rdやibassoのDX200、Onkyoの新作など気になる製品が目白押しになっています。DAPは力を入れて追いかけていきたいですね。(私も何か買いたい…)

 さて、今年もHEAD Bankをご覧頂き誠にありがとうございました。本当に皆さまの支えがあってここまでやってこられています。来年も皆さまのポータブルオーディオという趣味に、少しの彩りを添えられるようなサイトでありたいと思っております。この理解されにくい趣味を一緒に楽しんでいきましょう〜!今後も変わらぬご愛好、何卒よろしくお願い致します!

それでは、どなた様もよいお年を!

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