【レビュー】Hidizs AP-60 完成度の高さに驚き!

HIDIZS AP-60

 トップ画像につられてやって来た方、こんばんにちは。今回はHidizsの小型DAP AP-60をレビューしたいと思います。いやー、これなかなか良いですよ。小型なのに多機能でUIもしっかり作られています。

 Hidizsは「優れたpocket HiFi製品を生み出すこと」を目的として、2009年に設立された中国のメーカー。研究開発や技術力、品質には並々ならぬこだわりを持っている会社のようです。実際に使ってみても、そのクオリティーの高さには驚かされました。では、さっそくレビューしたいと思います!

Hidizs AP-60 レビュー

Hidizs AP-60
外箱から既に高品質
Hidizs AP-60
開けたところ
Hidizs AP-60
同梱品たち
イヤホンやケースも付属します。
Hidizs AP-60
本体正面
アートワークはキレイに表示されます。
Hidizs AP-60
右側にはカードスロット
Hidizs AP-60
左には電源と音量ボタン
Hidizs AP-60
底面にはUSBポートとフォンジャック

 AP-60はとても小さく、重さも約50gとかなり軽い設計になっています。良くも悪くもオモチャっぽさは感じられますが、電源を入れてみると意外に画面がキレイで驚かされました。視野角はやや狭いですが、正面からだとそこそこキレイに表示されます。

 ジャック周りも丁寧に作られていて好感が持てました。使っているうちに愛着がわきそうなデザインですね。では、続いてUI周りを見ていきます。

Hidizs AP-60 操作画面

Hidizs AP-60
基本メニューは以下の4つ
ミュージック・ブラウズ
音楽カテゴリ
音楽設定
システム設定
Hidizs AP-60
まずはシステム設定その1
ここではUSBモードなどを設定できます。
Hidizs AP-60
システム設定その2
おやすみタイマー的な設定も可能。
Hidizs AP-60
続いて音楽設定の画面その1
ゲインやDSD、ギャップレスの設定ができます。
Hidizs AP-60
音楽設定その2
起動時のボリュームなども設定可能。
Hidizs AP-60
次は音楽カテゴリの画面
「最近再生された曲」は地味ですが便利。
Hidizs AP-60
音楽再生画面
再生画面でメニューを呼び出せばシャッフルやリピートの設定ができます。

 ざっとUIを見てきました。なかなか細かい設定ができるようになっており、2,000〜3,000円のプレイヤーとは違うなということが感じられます。また起動も非常に早く、電源ボタンを押してから約8秒で操作可能。カードのスキャンは2733曲で約1分30秒ほどでした。

 操作は画面下にあるタッチパネル式のボタンを使って行います。反応はとても良く快適です。難点を挙げるとすれば「戻るボタン」と「右ボタン」の距離が近いことでしょうか。慣れないうちは操作ミスが多発しました。

 しかし「戻るボタン」はマークより結構上を触っても反応するようです。そのことに気づいてから操作ミスの回数は激減。慣れれば快適な部類だと思います。

Hidizs AP-60の音質は

 AP-60のDACは2015年に販売が開始された「AK4452VN」という旭化成エレクトロニクスのチップが使われています。アンプチップはマキシムのMAX97220Aです。(Shanling M1と一緒?)

 イヤホンを挿してみるとハイゲインでもホワイトノイズは少なく、クリアなサウンドをしています。ボリュームは0〜80ステップになっており、普通のポータブルヘッドホンであれば50〜60の間で充分な音量を得られるほどのパワーがありました。

 最大サンプリングレートはPCM 24bit/192kHzで、DSDはPCM変換ですがDSD128まで対応しています。(デジタルアウトではDoP出力可能)サイズから考えれば充分なスペックと言えると思います。DSD再生も特に挙動が怪しくなることはありませんでした。

 音質は描写力が高く、クッキリした鳴り方をします。なのでハイレゾやDSD音源を聴けば、その違いをきちんと表現してくれますね。全体的にはあっさりとしたサウンドで、さすがにハイエンドDAPのような濃く深い音を出すことはできませんが、変に誇張された感じもしないので好感が持てました。

 そういう意味ではヘッドホンもイヤホンもどちらもいけるDAPだと思います。クセがないので特定の音楽ジャンルを選ぶこともありません。サブ機、あるいは入門機として優れたサウンド設計だと感じました。

トランスポーターとしても優秀

 AP-60は単なる再生専用機器ではなく、DAC/AMPとしても使用可能です。PCやMacとの接続はもちろん、Mojoなどのアンプにデジタル出力をすることも出来ます。(ちなみにトップ画像は知り合いのmojoに合体させた様子。mojoはまだ(?)買っていません。)
 

Hidizs AP-60
SU-AX01とデジタル接続も可能

 試しにiPhone6にUSBカメラアダプター経由で接続してみたところ「消費電力が大きすぎる」との警告が出て使えませんでした。DP-X1はOTGケーブルを使って普通に接続できたので、Androidは大丈夫だと思います。

 単体DAPとしてだけでなく、USB DACやデジタル出力機としても使えるのはとても魅力的です。特にmojoを手軽にDAPっぽく使いたい人にとっては最良の選択肢ではないでしょうか。似たようなDAPにShanling M1がありますが重ねた状態の操作性ではAP-60の方が勝ると思います。

Hidizs AP-60
個人的にはChord & Majorのようなちょっと濃い目のイヤホンと合わせるのが好みでした。

総評

 AP-60は小型ながら操作や機能の使い勝手が抜群のDAPでした。このサイズでバッテリーが10〜12時間もつのも素晴らしいと思います。それからもう1つ驚いたのが中華DAPによくある「文字化け」が無かったこと。中華DAPだと日本語のファイルは文字化けが起きるものなんですけどね。

 今回のAP-60は日本代理店のリエイゾンさんからお借りしました。文字化けしなかったのは、リエイゾンさんがしっかり日本語ファームウェアを作って下さったからのようです。(海外版は日本語ファームが入っておらず、文字化けするとの報告も)

 大人の事情で日本版はBluetooth機能が存在しませんが、リエイゾンさんのショップから購入したものは日本語ファームが適用され8GのmicroSDカードが付属するとのことです。(AP-60に内蔵メモリはありません。)

 これだけの機能でお値段はなんと16,500円!(リエイゾン・オーディオのショップ価格)。キレイにジャケット表示ができて、文字化けせず、ギャップレス対応で、デジタル出力も可能。ほんと良いDAPですね。単体使用はもちろん、mojoなど様々な機器に繋いで楽しむことができます。

 手軽に使える小さいDAPをお探しの方には文句なくオススメ!中華DAPの進化は凄いことになってるなぁと改めて思わされました。完成度がどんどん高まっていますね。

購入はこちらからできます。
【Hidizs-ヒディス:AP-60】ハイレゾプレーヤー】+8GSDカード – リエイゾン・オーディオ

色は5色あります。ちょっと赤に惹かれました。
Hidizs AP-60