コラム

イヤホンをキレイに撮影する「3つのキホン」とは?

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 ども。もう終わっちゃうのかよ、夏。ってくらい涼しいですね。

 冷夏だと果物の出来が心配です。私、果物好きなので…。来月はブドウ狩りでお腹いっぱいブドウを喰らう予定なので、酸っぱいブドウになっていないことを願っています。

 さて今回はちょっと「写真」の話をしたいかなぁーと思ってます。Twitterを見てるとめちゃくちゃ写真上手な人が多いんですが、その反面「もう少し工夫するだけで良くなるのになぁ」という写真も見かけます。

 まぁ私は人に教えられるほど写真上手じゃないんですけど、カメラメーカーで働いていた経験から知識だけは無駄にあるので、せっかくなら共有したいなと思ったわけです。

 写真に詳しい方は参考にならない内容だと思いますけど、一生懸命書きますのでよろしくお願いします。

トップ画像の問題点はどこ?

 ということで早速。今回の記事のトップ画像、なんかヤバイですよね。いわゆる「初心者がやりがちなミス」を無理矢理つめこんでみました。

 具体的には「3つの悪い部分」が潜んでいるんですけど、分かりますでしょうか?(撮ってる人間が悪いというのはノーカウントで!)

その1 ピント

 「ピント」というのは写真において、最も重要な要素の1つです。例えどんなに上手く取れた写真でも、ピントが合っていなければボツにせざるを得ません。

 では、ピントってどこに合わせれば良いんでしょうか?その答えは簡単。ピントは「写真のテーマ=主題」に合わせて撮影をします。テーマとは「写真のここを見てほしい!」という部分ですね。

 逆に言うとピントが合っていない写真は、テーマを正確に伝えられていないということになります。いわば相手の目を見ないで話をしているようなもの。それでは伝わるものも伝わりません。だからピントの合っていない写真はボツなんです。

 トップ画像もイヤホンにピントが合っておらず、奥の箱ティッシュにピントが行っています。これでは「この写真は箱ティッシュ画像です」と言われても仕方ありませんね。

 このように書くと「いやいや、ピントくらい合わせて撮ってるよ!」と言われそうですが、ひとくちにイヤホン写真と言っても、ハウジングを見てほしいのか、ケーブルなのか、プラグなのか、それによってピントを合わせる位置は違ってきます。

 写真を撮る際は「どこを見てほしいのか=テーマは何か」を意識してピントを合わせましょう。イヤホンを見せたいのにDAPにピントが合っている写真は結構見かける気がします。

 ということで、トップ画像もちゃんとイヤホンにピントを合わせてみました。

イヤホンにピントを合わせました

イヤホンにピントを合わせました

 でも全く良くなる気配がありません。むしろあんまり変わらない…。どこが悪いのでしょうか?

その2 背景

 「写真は四隅と背景」と言われるくらい、背景というのは写真の良し悪しを決める要因になります。写真コンクールでも、背景や四隅というのは非常に重要視されます。なぜそんなにも背景が大事なのか?これは想像に難くありません。

 例えば、あなたはコミケで超可愛い女の子の写真を撮ったとします。ウキウキ気分で帰ってその写真を見たところ、女の子の後ろにピースしたおっさんが写ってたらどう思いますか?これ以上無いくらい無念な気持ちになるでしょう。そしてデジタル技術を駆使して、そのおっさんを消し去るに違いありません。

 背景が主題に与える影響は甚大なのです。というか、人は写真を見る時に主題と背景を関係づけて見る傾向があります。上の写真を改めて見てみてください。

 中央のイヤホンの周りには、リモコン、箱ティッシュ、メロンなどが雑然と写っています。この写真を見た人はどんなことを考えるでしょうか?「このリモコン…LGとは珍しいな」とか「メロン美味しそう」とか「撮影者はスコッティ派か、私はエリエール派だ」なんて思うかもしれません。

 いずれもイヤホンとは関係のない雑念であり、撮影者の伝えたいことではないですね。このように背景がゴチャゴチャしていると、伝えるべき主題がボヤけてしまうのです。なので写真を撮る時には「背景をすっきりさせる」「意図したものだけを入れる」ように心がけましょう。

 例えばイヤホンと一緒に撮影するならDAPやアンプが良いですね。「この組み合わせはどんな音がするのかな?」と想像をかきたててくれます。

背景を整理してDAPを追加

背景を整理してDAPを追加

 一応断っておくと「背景には何も入れてはいけない」というわけではありません。意図しないものが入っているのがダメなのです。私のお知り合いに、イヤホン写真の中に巧みにアンパンマンを写し込んでくる方がいらっしゃいますが、あれは完全に意図的にやっているのでOKなのです。たぶん。

 さて、最初は腐っていたトップ画像も、ピントが合って背景も整理され、見やすい写真になりました。でもちょっとなにか寂しい写真ですね…

その3 構図

 構図とは写真を撮影する際のテクニックみたいなものです。黄金比というとピンとくるかもしれません。カメラが趣味の人からドヤ顔で写真を見せられる機会があったら、とりあえず「構図が素晴らしいですね」と、言っておけば丸く収まるので覚えておいてください。

 正直なところ、ピントを正確に合わせて背景を整理するだけで充分キレイな写真にはなります。とはいえ、構図に関する知識があるとさらに凝った演出をできるようになるので、挑戦する価値は充分にあると思いますよ。

 構図を説明する前にまずは私が構図を意識して撮った写真を御覧ください。

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 どうでしょうか?好き嫌いは置いておいて、ただ真上から撮った写真とは違うと思います。これらは全て「3分割法」と呼ばれる構図を意識して撮影しました。

 このように構図を意識することで、余計な空白や偏りが無くなり、被写体を安心して眺めることができます。逆に、トップ画像の写真は「日の丸構図」と呼ばれるカメラ初心者が撮ってしまう写真の典型です。

 日の丸構図とは主題が中央にポツンとある写真のこと。被写体の配置が日本国旗に似ていることに由来します。ど真ん中に主題がある写真というのは、いかにも初心者っぽく見えてしまうため、カメラに詳しい人はまず避ける構図ですね。

 決して全ての日の丸構図写真が悪いわけではないのですが、イヤホンを2年ちかく撮影してきた経験から言うと、イヤホン写真において日の丸構図を使うパターンはほとんど無いと言って良いと思います。なのでこれを読んだあなたは、今日から日の丸構図を脱却しましょう。

 ということで、話を「3分割法」に戻します。3分割法とは、写真を9分割し、その交点に被写体を配置する構図です。分かりにくい?こういうことです。

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 乱暴に言うと、赤い線の交点に被写体を置くだけ。これだけで驚くほどそれっぽい写真になります。今回は、イヤホン、DAP、プラグが対角上の交点に配置してあります。

 スマホで写真を撮る場合は、カメラ設定から「グリッド」をオンにすると、この線が勝手に表示されます。あとは線の交点に被写体を置くだけ。とっても簡単ですね!

 もちろん構図や黄金比には色々なパターンがあるので、興味がある方はググってみてください。とても面白いですよ!

構図を意識するあまり、 背景にメロンを写してはいけません

構図を意識するあまり、
背景にメロンを写してはいけません

ど真ん中に写したい場合

 とはいえ外でサッと撮影する時なんかは構図なんか気にせず、ど真ん中に撮りたくなってしまうもの。私もそうです。そんな時はぜひ画像の縦横比を「1:1」に変えて撮影してみてください。簡単に言うとインスタ写真みたいな画像サイズです。

 縦横を1:1にすると、(イヤホンはLRがあるため)自然と3分割法になったり、余計な背景をカットできたりとメリットが多いです。実際、いくつか私の撮った写真を見てみましょう。

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 なるほど、こうして見るとインスタが正方形の画像サイズなのは「カメラ初心者は何でもど真ん中に写してしまいがち」という習性を逆手に取ったものかもしれません。正方形って使いやすいです。

 ということで、イヤホン写真を撮る3つのキホンをお届けしました。ご参考になったでしょうか?

 今回はキホンのキくらいの内容でしたが、意識するだけでかなり違った作品を撮れると思います。もちろん「レンズ」「ライティング」「RAW現像」など、写真の世界も突き詰めていけば奥深い世界(沼)が待っていますので、そっちにハマりたい方は勇気を出して飛び込んでみてください!ではまた!

一眼レフでイヤホンを撮るなら、マクロレンズは必須アイテムです!

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私はCanonのM2を使ってますが、上位モデルのM3の方が今は安い…

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