イヤホンレビュー

【実機レビュー】ドブルベ ヌメロキャトル 暖かい音に心酔

20151207150742

どうも。すぎやまです。
今回は話題のラディウス新製品、ドブルベをレビューしたいと思います。
2015年の後半は実に多くの素晴らしいダイナミックイヤホンが登場しました。

T20、LYRA、AKT8iE。これらのイヤホンは「高級イヤホンといえばマルチBAイヤホン」という風潮に一石を投じてくれたと思います。それと共にますます我々の財布を悩ませる種にもなりましたね。
そして今回登場したラディウス渾身の新製品もまた、存分に我々を悩ませてくれることになりそうです。ありがたやありがたや。

radius ドブルベ ヌメロキャトル レビュー

HP-TWF41

今回登場した新製品はドブルベシリーズからヌメロトロワとヌメロキャトルの2製品。
初代、先代に続く3代目と4代目の製品です。アン、ドゥーときて、トロワ、キャトルということですね。ご存知だと思いますがフランス語の数字の数え方です。(ちなみにヌメロというのは英語で言うところの「ナンバー」という意味)

ドブルベシリーズはDDM方式と呼ばれるラディウス独自のドライバーを搭載したイヤホン。高音域と中低音域用に2枚の振動板を搭載しています。
キャトルの製品仕様はこちら。
DDM方式ドライバーイヤホンドブルベ ヌメロキャトル | radius|

時代に合わせ進化するドブルベのサウンド

HP-TWF11
初代ドブルベ

HP-TWF22
先代ヌメロドゥ

今回、トロワとキャトルのレビューを書くにあたって初代と先代のドブルベもお貸し頂くことができました。聴き比べてみることで、ドブルベのサウンドチューニングの遍歴を知ることができて面白かったです。

初代、先代を聴くと、イヤホンでは味わえないようなワイドな音を追求してきたドブルベのDNAを感じます。
今回のトロワとキャトルはさらにハイレゾ時代に合わせ、これまでやや中高域に被っていた低音を抑え、クリアかつ広がりのあるサウンドになっていると感じました。
時代をとらえた見事なチューニングですね。

クールなトロワ、ウォームなキャトル

HP-TWF31

トロワとキャトルを聴き比べてみると、これまた玄人好みな変化がつけらていました。トロワは響きや付帯音を最小限に止め、冷静に音楽を鳴らしてくれます。ラーメンで例えるとダシの効いたあっさり醤油ラーメンといった感じでしょうか。モニターライクな面もありますね。

一方キャロルは楽器の響きをいきいきと伝える楽しいサウンドです。トロワよりも音に広がりがあり、暖かみを感じます。ややこってりした味噌ラーメン的な良さと言えば良いでしょうか。リスニングライクなイヤホンです。

どちらのイヤホンも全体として厚みをもったローに支えられながら、高域は小さな音まで細かく伝えてくれます。音の再現性や分離感には高い実力を感じました。音場は左右方向へ広く、ボーカルとの距離感も違和感はありません。

個人的には特にスネアの鳴り方が好みですね。シンバルのキラキラした感じも好きです。

似合うのは大人なサウンド

HP-TWF41
リケーブルも問題無し

キャトルに似合う音楽を考えてみたのですが、厚みのある低域と高い解像感を持っているので特に苦手と思しきジャンルが無いのですよね。それゆえオススメを絞るのも一苦労といった感じでした。 

色々な音源を聴いて似合うなぁと思ったのは「大人なサウンド」の音楽です。具体的には大橋トリオや空気公団なんかがしっくりきました。

キャトル自体がウォームな空気感のイヤホンなので、楽曲も暖かみのあるサウンドのものが合いますね。音数が多くテンポの速い楽曲よりは、じっくりゆっくり聞かせるような曲を聴きたいイヤホンだと思います。 

総評

あまりベタ褒めだとなんだか宣伝くさいので最後はちょっと不満点も書きましょうか。ちょっと不満だったのはタッチノイズですね。純正ケーブルはこすれると結構おおきな音がします。ノズルに微妙な角度があるので上下逆さにしてSHURE掛けすると、装着感に影響が出てしまうのも注意です。
まぁ、この点はリケーブルである程度改善できるので、気になる人はリケーブルをオススメします。

今回のドブルベシリーズ、ヘッドフォン祭でちょっと聴いた時にも良い音だなぁと思っていましたが、実際に使ってみると改めて素敵なイヤホンだと実感しました。どちらも決して安価なイヤホンではありませんが、他にはない魅力のある機種だと思いますよ。

普段はヘッドホンでのリスニングが多い方には特にオススメしたいですね!イヤホン特有のサウンドレンジの狭さが気になりませんので。そういう意味ではヘッドホンライクに鳴るイヤホンとも言えるかもしれません。一聴の価値ありですよー!

Radius ラディウス HP-TWF31
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