取材レポート

【レポート】秋のヘッドフォン祭 2016の感想まとめ

img_31211

 秋のヘッドフォン祭2016お疲れ様でした。私は前日に39度近い熱を出してしまい、絶不調の中で強行参加するという思い出深い祭となりました。いやー辛かった…。ただ「捨てる神あれば拾う神あり」な体験もできたので、それはまた後日報告したいと思います。

 今回は、ヘッドフォン祭で私が試聴した約42モデルの中から、特に印象深かったものを紹介したいと思います!写真+短い感想という形式でガンガンお届けします!ではいってみましょう!

campfire audio 新製品

campfire audio Vega

Vega

 まずは大注目のcampfire audio Vegaから。液体金属を使用したハウジングは滑らかで美しい仕上がりでした。サウンドは厚みのある低域から華やかな高域まで全体に渡って力強く、どっしりとした鳴り方。さすがスト2のボスですね。

 フォームチップで聴く限りでは濃く太く鳴るという印象でした。1度の試聴だけではまだまだ底の見えない奥深さも感じたので、ぜひ良質なアンプと再度組み合わせて聴いてみたいと思いました。

campfire audio DORADO

Dorado

 続いてハイブリッド型のDorado。こちらはローとハイが分かりやすく元気なサウンドで、聴いていて楽しいモデルでした。「campfireがハイブリッドを作ったらきっとこうなるだろうな」という期待がしっかりと実現されていると思います!結構売れるんじゃないかな?

campfire audio LYRA 2

LYRA 2

 最後は惜しまれつつ終了したLYRAの後継機 LYRA Ⅱです。Vegaよりは細身な鳴り方ながら、全体のバランスの良さは相変わらず秀逸。あっちがベガならこっちはバルログですかね。高域の自然さは初代よりも優れているように感じました。個人的にこの3機種で1番欲しいと思ったのがこれですね!

qdc ユニバーサルモデル

qdc

 カスタムでじわりじわりと人気を伸ばしているqdcのユニバモデルは、なかなか素晴らしいサウンドでした。シャキシャキと歯切れの良い高域はとても気持ち良いですね。シェルの作りも綺麗で、フィット感もすこぶる良かったです。少々お高いですが、買って損はないモデルだと思いました。

FiiO X1 2nd

FiiO X1 2nd

 続いてはFiiO X1の後継機。こちらは何と言っても懐かしの「タッチホイール」ライクな操作感がウレシイ!いやーipodを思い出します。特許とか大丈夫なの?と思ったんですが、別の技術を使っているので大丈夫だそうです。この操作感だけで欲しい…。

Astell&Kern Michelle

Michelle

 AKとJH AudioがコラボしたTHE SIRENシリーズのローエンドモデルが「Michelle」です。作りは上位のメタリックボディなお姉さまたちと比べると「可哀想なシンデレラ」という印象ですが、音はしっかりとJHっぽい鳴り方でした。

 Trifiと似たドライバー構成のため比較されてしまうようですが、私の聴いた印象ではTrifiよりも全体のバランスが整っていますね。ただ低域のパンチ力はさすがJHサウンドといった感じです。でもロージーとのグレード差は結構あるかな。

DITA Dream

DITA Dream

 高級ダイナミック型イヤホンでお馴染みのDITA。新作Dreamはリケーブル可能なモデルになっています。制動の良い低域と精細な高域、ボーカルも適度にウォームで、とても好印象でした。2.5mm4極プラグなどに交換可能なケーブルも面白いですね。早く最終製品版がみたい!

RHA CL750

RHA CL750

 RHAが放つ「アンプ使用前提」という尖ったモデルであるCL750。インピーダンス150Ωで感度が86dBという、なかなか強烈なスペックになっています。音の方はその自慢の低能率を最大限に活かして、非常にクリアかつ分離の良い鳴り方が魅力的でした。

 DAPやアンプ由来のノイズに一切悩まされることがないイヤホンだと思うと、特にアンプマニアの方には使い勝手の良い1台だと思います。価格も2万円を切るのでお手頃。これは私も欲しい!

Westone W80

Westone W80

 続いてはWestoneの新しいフラグシップW80です。余所では「Westoneっぽくない音」と言われてたような気がしたんですが、実際聴いてみると「しっかりWestoneだな」という印象でした。とはいえ下位モデルと比較すると高域の伸び方や表現力にはかなり磨きがかかっていると感じます。

 低域はWestoneらしく厚みがあってウォームな感触ですね。ただ個人的にはW80まで行ってしまうと濃すぎるといいますか、決して音は悪くないんですが、ちょっとクドい印象を受けてしまいました。私にはUM Pro50あたりが丁度良いようです。

Oriolus Forsteni

Oriolus Forsteni

 発売が待たれるオリオラスのエントリーイヤホンForsteni。2BA+1DDという理想的な構成の本機は、Oriolus 2ndと比較すると低域がタイトになっており、爽やかな中高域が印象的でした。このクオリティーのイヤホンが4万円前半で投入されるそうなので、今から発売が楽しみです。年内にはリリースできるだろうとのことですよ!

Noble Audio Kaiser Encore

Noble Audio Kaiser Encore

 先日Katanaという新しいフラグシップが発表されたばかりのNobleですが、実はもう1つのフラグシップ「Kaiser Encore」というモデルも用意されていたようです。「Nobeleのフラグシップはカイザーじゃなきゃヤダよぅ」という声を反映した形でしょうか。これによって2つのフラグシップが存在するというラインナップになります。(2つは同価格)

 サウンドは軽やかさを持つKatanaとは対照的に、濃く厚みを持ったKaiserの音。まさにユーザーの「アンコール」に応えて出てきたモデルのように感じました。好きな人はぜひ!というモデルですね。

SoftBank SELECTION XHA-9000

SoftBank SELECTION XHA-9000

 SoftBank SELECTIONがAstell&Kernとコラボして発売したBluetoothレシーバーがXHA-9000です。これが使ってみてビックリ。小さく軽量ながらハキハキとした小気味良い音を出していました。しかもこれ、この手の製品には珍しい「2.5mmバランス接続」まで搭載しており、さらには最新のaptX™HDにまで対応しています。

 試しにiPhoneと接続して、ANDROMEDAを使ってバランスとアンバランスで聴き比べてみたんですが、ちゃんとバランス接続の恩恵を感じる音作りになっていました。2万円を切る価格ながら侮れない音をしています。外使いであれば十二分に実用範囲内だと思いますね。これは欲しい!

AUDEZE iSINE 10

AUDEZE iSINE10

 これをイヤホンって言っていいのかなぁ…どうなのかなぁ…という疑問の尽きないAUDEZEの平面駆動イヤホンiSINE 10。これをイヤホンと認めると、耳の穴に入る部分さえあれば、どんなに大きい筐体の製品でも「これはイヤホンです」ということになってしまう気がしないでもありません。

 ただこちら、音はとても素晴らしかった…。音場は広く、描写も細部に渡り明確です。iPhoneのLightning端子に接続して使ったのですが、とてもそんな簡単接続のサウンドとは思えませんでした。DACもかなり優秀なのではないでしょうか。とはいえ、この製品の場合は比較対象とすべきがイヤホンなのか、ヘッドホンなのか迷う部分はありますね。

 iSINEはイヤホンと比較して良いのであれば(やや反則な気もしますが)、とてもグレートなサウンドだと思います。「ヘッドホンの装着感が苦手」という方にもとても良い製品だと思いました!

 ということで長くなりましたが、以上、秋のヘッドフォン祭2016のレポートでした。

 個人的に今回のヘッドフォン祭で欲しいと思ったものを3つ挙げるなら「RHA CL750」「XHA-9000」「AUDEZE iSINE 10」あたりですかね。これらの機種は改めてレビューしたいなぁと思います!ではまた!

関連記事

  1. 20150516185150 【イベント試聴レビュー】FitEar 萌音17 RHA T20 …
  2. img_2894 【レポート】ウォークマン NW-WM1Z 体験イベントに行ってき…
  3. 20151219204116 【イベントレポ】ポタフェス2015 1日目レポート後編
  4. くみたてLab 【イベントレポ】ポタ研 2016 冬 試聴レポートまとめ
  5. img_2972 第1回HEAD Bankオフ会やっちゃいました!
  6. 1458210160_thumb.jpeg 本物のリファレンス「HA-MX100-Z」音楽好きは要チェック!…
  7. 20150516185150 【イベントレポ】春のヘッドフォン祭2015まとめ 時代はカスタム…
  8. IMG_1095 【イベントレポ】ポタフェス 2016 東京 1日目の感想

DAP&アンプレビュー

2016DAP 2016年版 おすすめハイレゾ入門DAP 3機種を紹介 FiiO X7 AM0 AM1 AM2 AM3 AM5 【レビュー】FiiO X7&AM1〜AM5まで聴き比べてみました SU-AX01 【レビュー】SU-AX01で使える格安MMCXケーブル買いました isai beat LGV34 【レビュー】isai Beat LGV34「Quad DAC」の実力は? HIFIMAN MegaMini 【レビュー】HIFIMAN MegaMini 歌モノ好きのための1台 TU-HP01 【レビュー】冬にピッタリ!楽しい真空管ポタアン TU-HP01 iBasso Audio D14 【レビュー】iBasso Audio D14 1台で便利なポタアン HIDIZS AP-60 【レビュー】Hidizs AP-60 完成度の高さに驚き! 20151231145818 【レビュー】ONKYO DP-X1 期待の国産DAPを試す iFi Audio iEMatch iSilencer3.0 【レビュー】さらばノイズ! iFi Audio iEMatchとiSilencer3.0の実力は?

イヤホンレビュー

CHORD&MAJOR Electronic Music-Major01'16 【レビュー】CHORD&MAJOR Electronic Music Major01’16 astrotec AM850 【レビュー】Astrotec AM850 メタルとウッドの良いトコ取り! 20160116182047.jpg 【レビュー】カスタムIEMフラグシップおすすめ3機種 20151117162508 【レビュー】DUNU TITAN 5 透明感が魅力のイヤホン final F7200 F4100 F3100 【レビュー】final F7200 F4100 F3100を聴き比べ! YSM-03/R 【レビュー】acoustic effect YSM-03の世界に通じる音 final E2000 E3000 【レビュー】final E2000 E3000 エントリーの新時代 chord and major 【レビュー】Chord&Major 4製品を一挙に聴き比べ! rock zircon 【レビュー】ROCK Zirconの低音にやられた! DITA 【レビュー】高級ダイナミック DITA Answer Truth

レビューの裏側を語るメルマガ配信中!

サイトには掲載できない話をメルマガで書いてます。
メルマガ読者限定の情報やイベントも企画中!!
「HEAD Bank 編集裏話」にぜひ登録してください!

おすすめポータブルアンプ





おすすめ音楽プレーヤー









おすすめ高級イヤホン

















最新記事

  1. CUP NOODLES
  2. FiiO X5 3rd
  3. final E2000 E3000
  4. aging
PAGE TOP