【レポート】春のヘッドフォン祭 2017 聴いたものまとめ

ヘッドフォン祭 春 2017

 中野サンプラザで4月29日、30日に行われた春のヘッドフォン祭2017に行ってきました!

 今回もなかなか濃い内容でしたね。紹介する製品が多いので、さっそく聴いてきたものの写真と、簡単な感想をレポートしたいと思います!

JAPAEAR JE-777-EXG

JE-777-EXG

 トップバッターはJAPAEARブースから。新しいフラグシップのJE-777-EXGはJAPAEARらしいダイナミック1発のイヤホン。77,700円で5月21日発売予定。

 これまでのモデルの集大成的な製品ということで、深く弾むような低音と艶のある中高域が魅力的でした。BAとは違う魅力の詰まったイヤホンですね。もっとじっくり聴きたいと思わされました。

JAPAEAR JEG-999-5BA

JEG-999-5BA

 こちらはJAPAEARとG4が共同開発した完全受注生産の5BAイヤホン。価格は10万円前後を予定とのこと。

 シェルの美しさもさることながら、BAらしからぬ厚みを持った低域と高い解像感・分離感が素晴らしいモデルでした。この低域のチューニングにはJAPAEARらしさがあります。発売が楽しみなモデル!

MrSpeakers AEON FLOW

MrSpeakers AEON FLOW

 ポータブルヘッドホンとして完成度の高さを感じたのがMrSpeakers AEON FLOW。

 こちらは平面振動板を採用しておりポータブルとしては若干駆動しにくいのですが、ポタアンがあれば実にバランスの良い音を聴かせてくれました。密閉型ながらこもり感は少なく、クリアでキレのあるサウンドですね。

 国内価格は未定ですが米価格は799ドルということなので、ハイエンドのポータブルヘッドホンを探している方には良い選択肢になりそうです。

Oriolus 参考出展3モデル

Oriolus
コードネーム:JS-10

Oriolus メリアナス
メリアナス

Oriolus
コードネーム:JS-211

 サイラスブースではOriolusの参考出展3モデルをチェック!

 コードネームJS-10は片耳10BAメタル筐体のイヤホン。チューニング違いでAとBの2種類が出展されていました。装着してみると、その重さにビックリでしたね。しかし、その分サウンドのグレードはとても高く、個人的にはキレと深みを感じたBが好みな音でした。

 メリアナスは聴く度に音の完成度が高くなっている印象。ケーブルも新しくなっていました。もうそろそろ発売かな?

 最後はコードネームJA-211というモデル。2BA+1DD+1圧電セラミックスという変わった構成のイヤホンになっています。瞬発力のあるサウンドで、ロックやポップスに合う印象。高域にクセがあったので、その辺りが調整されれば面白いモデルになりそうです。

FiiO X5 3rd

FiiO X5 3rd

 続いては、いよいよ国内発売が決まったFiiOの新DAP。

 X5 3rdはAndroidベースのDAPでDACにはAK4490ENをデュアル搭載。2.5mmのバランス出力も採用されているので、今のトレンドに乗ったDAPですね。

 価格は46,000円前後となっており、さすがDAP界最後の良心。競合はDP-X1Aあたりでしょうが、こちらの方が一回り小さいので手の収まりが良いです。

 サウンドはカリっと解像感が高く、今までのFiiOとは少し違う印象を受けました。出力の高さは相変わらずで、Pinnacle P1をバランス接続で聴いてみましたが、芯の通った音を聴かせてくれました。

 一点気になったのが、microSDカードの出し入れをスマホのようにピンを使って行うというところ。カードを頻繁に出し入れする方には、少々面倒な仕様かもしれません。でもカードやスロットの保護という面では、メリットある仕様だとも思います!こちらのDAPは改めてレビュー予定!

audio-opus OPUS#3

OPUS#3

 こちらもAndroidベースで2.5mmバランスを搭載したDAP OPUS#3です。

 ラインナップとしてはOPUS#1とOPUS#2の中間に位置するモデルとのこと。#3ではSpotifyなど外部の音楽サービスにも対応し、より幅広い楽しみ方ができるようになりました。

 音質としては#2の高解像チューニングとは異なり、音場が広くゆったりと聴かせるような鳴り方をしていました。流行りのAKMチップではなく、バーブラウンのPCM1792Aを採用しているからかもしれません。

 操作レスポンスやUIのシンプルさ・分かりやすさは、さすがのOPUS。長く安心して使えそうな仕上がりになっていました!

AROMA Nebula N10

AROMA Nebula N10

 続いてはA10というアナログアンプが人気を博したAROMAの新型DACAMP Nebula N10。

 N10はデジタル段とアナログ段の電源分離にこだわり、徹底したローノイズ化が図られています。またアンプ部はフルバランス設計で、2.5mm出力が搭載されている点も見逃せません。

 A10の力強いサウンドを想像してN10を聴いてみると、意外にもクリーンでクリアな音色をしていて驚きました。AROMAのWitch Girlシリーズとの相性も良さそうですね!2.5mmバランスできるポタアンは貴重なので、DAPにプラスαのアンプとして有能だと思います。

final Eシリーズ&平面磁界ヘッドホン

final E3000
E3000

final E2000
E2000

平面磁界ヘッドホン試作品
平面磁界ヘッドホン試作品

 finalからは新しいダイナミックイヤホンのEシリーズ展示と、平面磁界ヘッドホンの技術発表がありました。

 Eシリーズは安価ながら優れたサウンドのダイナミックイヤホン。E2000は4,380円、E3000は5,480円と、finalのイメージからするととてもお買い得に感じる価格設定になっています。(価格は税込)

 低価格モデルとはいえ、触ってみるとデザインとサウンドに妥協は見られませんでした。E2000はスピーディーでキレのある音が持ち味で、ロックやポップスなどを分かりやすく楽しめます。E3000は響きや空間表現に長けていて、生音中心の音楽に向いていそうです。

 5000円前後の新定番になりそうな2機種ですね!こちらも詳細はレビュー予定です!

 それからもう1つ凄かったのが、技術発表のあった平面磁界ヘッドホン。平面磁界式でありながら「低音に量感と開放感を両立させる」というのを目標の1つに開発されたそうです。

 実際に低音に着目して聴いてみると、従来の平面磁界ヘッドホンとは量感が全く異なり、さらにダイナミック型には無い開放感も持ち合わせていました。余計な付帯音や味付けは感じられないのに素っ気ない感じはせず、とても魅力的なサウンドになっていると思います。

 9月に30万円台での発売を目指してるということなので、ハイエンドのヘッドホンマニアは要チェックです!

Shanling M2s

Shanling M2s

 低価格ながら高い機能とスペックが話題のShanlingは、M2sという新DAPを展示していました。

 こちらはM1よりもさらに大きく美しい画面で、DACチップは今や定番のAK4490、aptX対応のBluetooth機能などを搭載しています。

 操作はタッチパネルではなくダイアル式ボタンを使った独特のもので、この点は評価が分かれそうだと思いました。

 音はすっきりクリアで聴きやすく、ジャンルを選ばない音作りになってますね。価格は2.5万円程度とのことで、6月下旬には発売されるようです。

パイオニア SE-MONITOR5

SE-MONITOR5

 密閉型ヘッドホンで気に入ったのが、パイオニアのSE-MONITOR5。

 フラグシップ機SE-MASTER1の技術を盛り込んだモデルとなっているそうで、密閉型とは思えない音場の広さと開放感が印象的でした。

 イヤーパッドはベロアとレザーの2種類が付属するので両方を聴き比べたところ、レザータイプの方がシャキっとロック向きになったので気に入りました。

 ケーブルは通常の3.5mmタイプが長さ違いで2種類入っているほか、2.5mmバランスケーブルも同梱されているとのことで、ポータブルユーザーにもうれしい仕様になっています。

 リケーブルもヘッドホン側は3.5mmプラグとなっていて、差込口も至って普通。ケーブルを変えたいユーザーにも優しい仕様となっていました。

 発売は今月末、価格は10万円前後とのこと。これは欲しいかも…。

Lotoo ENIGMA Dharma D200

Dharma D200

 最後に紹介するのはこちら。LotooとENIGMA acousticsがコラボして発売するイヤホンDharma D200。

 こちらは10mmのダイナミックドライバーを使用したシンプルなものですが、ケーブルまわりの品質も高く高級感がありました。

 音質はどっしりとした低域に艶のある中高域といった印象で、まさに私好みのサウンド。価格は3万円半ばくらいを目標としており、近々発売できるようです。楽しみ!

トレンドは平面磁界ドライバー

 ということで、今回のレポートはどうだったでしょうか?個人的な感想としては、平面磁界ドライバーの製品増えてきたなぁと感じました。技術的にも挑戦しがいのある分野なのかもしれません。

 今後はイヤホンもヘッドホンも平面磁界がどんどん増えていきそうですね!まだまだ面白い製品が出てきそうな予感がします!

 ではまた次のイベントレポにご期待ください〜!次はポタフェス!?ポタ研!?