イヤホンレビュー

【レビュー】acoustune HS1005はDP-X1にピッタリの1台

acoustune HS1005

 以前、acoustuneのHS1003という機種をレビューしたのですが、圧倒的な解像感と突き抜けるような高域が魅力のイヤホンでした。今回紹介するHS1005は、実はHS1003と全く同じチューニングで、2.5mm4極バランスにプラグ変更されたモデルです。

 「それだけなら、たいして変わらないでしょ?」とお思いの方もいるでしょうが、これがDP-X1で聴くと「別物なんじゃないか!?」と思うくらい変化を感じてしまいました。ということで、さっそく見ていきましょう!

acoustune HS1005 レビュー

パッケージ&同梱物

acoustune HS1005

パッケージはHS1003と同じもの。

acoustune HS1005

イヤーピースは2段フランジとSpinFitが付属。

acoustune HS1005

プラグは2.5mm4極。3.5mmへのアダプタは付属しない。

質感と装着感

 HS1005は100%アルミCNC切削ハウジングとなっており、軽量ながらとても丈夫な作りです。ケーブルは4芯布巻で、とても扱いやすくタッチノイズもありません。残念ながら高級感を感じる見た目ではないですが、手に取ると「モノはしっかりしている」と感じます。

 装着に関してはHS1003と少し異なっていて、耳かけ式が標準の装着法になっています。形状的には同じなのですが、HS1005は耳かけにしたとき、ロゴが正しく見えるようになっています。ストレートでつけると音符マークが逆さまになってしまうんですね。

 これは耳かけで使う人が多いAKユーザーへの配慮だと思います。ロゴが気にならなければ耳かけもストレートもどちらも問題ありません。装着感は素晴らしいの一言で、つけているのを忘れるくらいしっくりきます。

中低域の量感が大幅に変化

 今回はDP-X1のバランス端子に刺して、アクティブコントーロールGNDモード(ACGモード)で聴いてみました。通常のバランスモードだと高域が少し強く感じたのでHS1005にはACGモードが合うように思います。

 さっそく聴いてみると、全域に渡って非常にメリハリの聴いたサウンドが耳に飛び込んできました。HS1003でも感じた「ダイナミック型とは思えない高精細・高解像な音」はそのまま、中低域がよりリッチになっています。

 HS1003は突き抜けるような中高域が魅力でしたが、DP-X1で聴くHS1005は全体的によりフラットになった印象を受けました。チューニングを変えずにこれだけ音が変化するということは、このイヤホンが持つ振動板のポテンシャルがとても高いのだと思います。

 HS1003でやや弱く感じた低域には深みと重みが加わり、ベースラインがよく見えるようになりました。とはいえルーズな部分は無く、全体にタイトで引き締まった低音になっています。

 中域も余計な付帯音はなく、カリッカリに高められた解像感と広い音場が気持ち良い音をしています。アコギをかき鳴らした音を聴くと、とても精細な表現力を持っていると分かります。このひたすらにシャープな音像には、acoustuneの哲学のようなものを感じますね。知識が無ければまずダイナミック型イヤホンとは思えない音です。

 ボーカルは耳元から少し遠く、広い音場に浮かび上がるような聞こえ方をします。このあたりは好みだと思いますが、聞き取りにくいということはありませんでした。

 圧巻なのはやはり高域。この価格帯のダイナミック型は、良くも悪くもごまかしたような鳴り方のものがありますが、HS1005は思い切り耳をすまして聴いても高域に粗のようなものが聞こえません。遊びがほとんど無い音なので、まるでBAを聴いてるような「高域の硬さ」すら感じます。クラッシュシンバルが好きな方にはぜひ聴いてみてほしいですね。

acoustune HS1005

DP-X1との相性は抜群。

総評

 acoustune HS1005は、突き詰められた解像感に美学すら感じる1台です。音域ごとの話が中心になってしまいましたが、分離感・広い音場・定位も実に見事な鳴り方をします。特に左右方向への音場の広さは素晴らしく、音が飛び交うような楽曲でも楽々鳴らす性能の高さを感じました。

 音全体は非常にクールでシャープなので、甘い女性ボーカル曲よりはロックやオーケストラがオススメだと思います。

例えばThe VerveのBitter Sweet Symphonyなんて良いですね。

 DP-X1ユーザーの方はバランス接続を試すために、高価なケーブルを検討している方も多いと思います。もちろんそれはそれで楽しいと思うのですが、約3万円で買うことができるこちらのイヤホンも試してみてはいかがでしょうか。バランス接続の良さや楽しさをしっかり体感できると思います!

HS1003のレビューはこちら。
【実機レビュー】acoustune Resonate HS1003 この音でダイナミック!?

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