イヤホンレビュー

【レビュー】Unique Melody MACBETH II Classic これはカスタムのエントリー!?

Unique Melody MACBETH II Classic

 ども。台風が去って東京の気温は凄いことになっとりますな。こんな日は外出せずイヤホンレビューでも書くのがオーディオマニアというもの。

 なので私、甲子園を観ながら涼しい室内でイヤホン聴きながら、こんな文章を書いております。

 今回レビューするのはユニークメロディーのMACBETH II Classic。先代は「約7万円のエントリーモデル」として話題でしたが、今回も「新エントリー機」としてのポジションは譲らないようです。さっそく見ていきましょう!

Unique Melody MACBETH II Classic レビュー

Unique Melody MACBETH II Classic

Unique Melody MACBETH II Classic

 お借りしたのが本体のみだったため、付属品の写真はありませんのでご了承下さい。それにしてもすこぶる美しい見た目のイヤホンですね。

 MACBETH IIに「Classic」と名付けられているのは、クラシック音楽向けという意味ではなく、3Dプリンタを使用せず従来通り手作りで製作しているからなんだそうです。従って製作にかかる手間は、耳型を使わない以外はほとんどカスタムIEMと同じ。

 しかもMACBETH IIは、最近カスタム用にオーダー可能になった「ファイバーオプション」が適用されたデザインになっています。(これだけで約17,000円。)そりゃエントリーモデルとはいえ、お値段しますわ。

 シェルは先代よりも一回り小さくなったため、装着感はとても良好。私の耳にはかなりピッタリとフィットしました。ダイナミックドライバーが使用されていないため、装着時の「ペコペコ音」もありません。付け外しのストレスは本当に無いですね。

 細かいところを見ると、サウンドポートが開けられていたり、音導管が金属製になっていたりと、上位モデルで培ってきた技術が惜しみなく使われていることが分かります。エントリーとはいえ、妥協の無い製品作りがされていると感じました。

 先代よりもグッと高級感をのある質感と新技術の導入により、新エントリーモデルとして納得度の高い製品に仕上がっていると思います。

派手さを抑えたオールラウンダー

 肝心の音の方は、かなり変わったというかほとんど別物です。それもそのはず、前のマクベスはドライバー構成は非公表ながらダイナミックを使用したハイブリッドタイプだったのですが、今作はBAのみに変更されているんですね。

 そのため特に低音域の表現には大きな差があります。前のようにパワフルな量感を持った低音ではなく、すっきりとタイトに鳴ります。量ではなく質で勝負といったところでしょうか。これは人によって好きずきある部分だと思います。

 マクベス2の全体のサウンドバランスは、どこかが強調されるようなことはなく非常に上手くまとまっています。聴いていて引っかかる部分がなく、また長時間使っていても聴き疲れませんでした。この見事なバランス感覚が、ユニークメロディーの人気の秘訣かな?と思います。

 低音はダイナミックほどの迫力はありませんが、ベースラインが膨らまず気持ちよく聴けるくらいに出ています。中域はBAらしい透明感と解像感の高さが印象的で、ボーカルは近くなりすぎず聴きやすい距離感。ギターやピアノなどの楽器音がとても鮮やかなので、歌よりは演奏重視のイヤホンかもしれません。

 高音域も非常にクリアですね。いわゆる「高域に伸びがある」というタイプのイヤホンだと思います。エージングの関係もあるのか、少し硬めの音に感じられました。とはいえスプラッシュシンバルなどの小さな音もしっかり表現してくれるので、特に不満はありません。

 全体としては明るい音色のイヤホンですね。聴いていてダークな印象は感じませんでした。こってり濃厚サウンドとは真逆のスッキリ清涼サウンドですが、しっかりとコクや奥深さが感じられるのは、音場が広く、定位に優れているからだと思います。

 マルチBA機としては珍しいくらい音が近すぎないですね。左右の広がりにも余裕が感じられ、開放感のある音作りになっています。まさに今の季節にはピッタリと言えるかもしれません。派手さはありませんが、何と合わせても不満は少ない音だと思います。

Unique Melody MACBETH II Classic

総評

 Unique Melody MACBETH II Classicはエントリーモデルらしいストレートでクセの少ない音と、カスタムIEMに負けないデザイン性が魅力のイヤホンでした。

 熟練のマニアが聴いて「これは面白い音だなぁ」とはならないかもしれませんが、「使いやすいハイクラスのイヤホンが欲しい」「カスタム欲しいけど納期やリフィットがなぁ」という方にはピッタリのモデルですね。とても使いやすいイヤホンだと思います。

 そういう意味ではマクベス2は単なるエントリーモデルではなく「カスタムが欲しい人のためのエントリーモデル」と言えるかもしれません。これを買ったらユニークメロディーのカスタム欲しくなりそう…。こうして人は堕ちていくのか…。怖い怖い。

 音は先代とは全く別物なので比較する意味はあまりないかと思いますが、モノとしての良さは確実にグレードアップしたと思いますよ。これからカスタム欲しい人も、ユニバ派の人も要チェックのイヤホンです!

マクベスは販売終了かな?欲しい方はお早めに。

Unique Melody MACBETH UNM-3140
Unique Melody MACBETH UNM-3140
posted with amazlet at 17.08.09
Unique Melody
売り上げランキング: 230,822
Unique Melody MAVERICK II UNM-4161
Unique Melody
売り上げランキング: 641,096

関連記事

  1. Fidue MMCX 2.5mm 【開封】Fidue MMCX 2.5mmプラグ バランス接続ケー…
  2. PW Audio 【レビュー】PW AUDIO No.5 JP ver.とThe …
  3. HIFIMAN Edition S White 【レビュー】Edition S White 色が変わって魅力アッ…
  4. PM-3 【レビュー】OPPO PM-3の音質は?
  5. 1458045252_thumb.jpeg 【レビュー】HIFIMAN Edition X いつか必ず欲しい…
  6. ATH-E40 【レビュー】audio-technica ATH-E40 の音質…
  7. 31cP5uGCLUL 【レビュー】RHA S500の音質は?文句なくオススメできる1品…
  8. IMG_3986 2017年 1月現在 私が使っている機材を一挙に紹介

ピックアップ記事

  1. B&O Beoplay E8
  2. Fidue A85 VIRGO
  3. SIMGOT EN700 PRO
  4. Astrotec LYRA Classic
  5. OSTRY KC09
  6. HIFIMAN RE2000
  7. Unique Melody MACBETH II Classic
  8. acoustune HS1551 HS1501
  9. EN120
  10. NuForce HEM8(LTD)

おすすめ記事

Marshall Monitor Black 【寄稿レビュー】Marshall Monitor Black この音はまるでライブ! HIFIMAN SHANGRI-LA 【取材】594万円のヘッドホン HIFIMAN SHANGRI-LAの音 Mitchell and ​​Johnson GL2 【レビュー】Mitchell and ​​Johnson GL2 静電型がこの価格!? HIFIMAN HE1000 【レビュー】HIFIMAN HE1000はどれくらい鳴らしにくいのか HIFIMAN HE400S 【レビュー】HIFIMAN HE400S ポタで鳴らせる平面駆動型! HIFIMAN Edition S White 【レビュー】Edition S White 色が変わって魅力アップ? Edition X V2 【レビュー】HIFIMAN Edition X V2を初代と比較しました YAXI for HD25 Comfort 【開封】YAXI for HD25 TypeBとComfortを買ってみました(小ネタも) gs2000e-2 【レビュー】Grado GS2000eとPS1000eを聴き比べ massdrop HE-350 RE-00 【開封】massdrop限定!HIFIMAN HE-350とRE-00が到着!
PAGE TOP