イヤホンレビュー

【レビュー】CHORD&MAJOR Electronic Music Major01’16

CHORD&MAJOR Electronic Music-Major01'16

 音楽ジャンル別にラインナップがあるという唯一無二な製品展開をしているCHORD&MAJOR。特定のジャンルの音楽を愛する人にはとても選びやすいのが良いですよね。今回はそんなCHORD&MAJORの新製品イヤホン「Electronic Music Major01’16」をレビューしていきたいと思います。

 製品名の通り電子音楽にチューニングを合わせたモデルで、開発には実に2年以上を費やしたんだとか。さっそく見ていきましょう!

Electronic Music Major01’16 レビュー

パッケージと外観をチェック

Electronic Music-Major01'16

外箱はプレゼントにも喜ばれそうなカッコ良い見た目。

Electronic Music-Major01'16

開けるとイヤホンがお出迎え。

Electronic Music-Major01'16

同梱物はこちら。
黒いポーチが付属。
イヤピは珍しくパックされています。

Electronic Music-Major01'16

デザイン性の高い本体。
プラグデザインも本体と統一。

質感と装着感

 イヤホン本体の質感は非常に高いです。ステンレスのハウジングは丈夫で、外側にあしらわれたカーボンファイバーは高級感を高めています。本体から伸びたケーブルが金属プレートの中を通っているという特徴的なデザインは、見た目に美しいだけでなく、断線対策としても高い効果を発揮しそうですね。

 装着感も至って良好。装着方式はストレートでも使えますが、飛び出した金属プレートが耳にあたるので耳掛け式がおすすめです。耳掛け式にすればタッチノイズもほとんど気になりません。遮音性は付属のイヤーチップでは高くも低くもないといった具合です。

 パッケージを含め、丁寧に作られたクオリティーの高い製品だと感じました。購入の満足感は高いイヤホンだと思います。

ウォームで心地よいサウンド

 電子音楽向けのチューニングということで、エッジの立ったキレキレサウンドを想像していたんですが、良い意味で期待を裏切られました。全体としては耳に痛い音は出さない、ウォームでリスニングライクなサウンドに仕上がっています。耳に優しく、長時間のリスニングでも疲れにくい音です。

 ただそれによって解像感が低いかというとそんな事は無く、電子音の質感をしっかりと感じられる描写性能を持っています。レンジが広くスピード感のある音になっているのは、デュアルダイナミックドライバーによる恩恵でしょうか。電子音楽を聴く限り、こもり感は全く感じられませんでした。

 サウンドバランスとしては、電子音楽向けということでやや低域に重心を置いたものになっています。低域はウォームでありながらブーミーではなく、キック音1つを見ても、音と音の間を正確に描写しています。このチューニングが絶妙で、この低域こそが本機のキモのように思いました。低域の量感と解像感を両立しているのが凄いですね。

 中域はやや引っ込んだ印象ですがしっかり低域と分離され、音の配置が正しく感じられました。ボーカルは少し遠くドライな印象ですが、電子音楽を聞いた時には「ロボット感」が増長され丁度良く感じられます。中田ヤスタカ系のサウンドにハマりますね。ボカロなどの「そもそも感情が無い系」の歌とも相性◎。

 高域は伸びがよく、詰まったような感じがしないのが良いです。音の迫力との兼ね合いで音場は狭めな本機ですが、高域がよく伸びるので窮屈な感じはありません。過剰に刺さりそうな音については適度にマイルドにしてくれるため、耳にも優しいと思いました。

CHORD&MAJOR Electronic Music-Major01'16

やっぱり電子音楽にピッタリ

 私はひねくれてるので電子音楽用イヤホンと言われても「他に合うジャンルがあるんじゃない?」と思って色々と試してみたんですが、やっぱり電子音楽がピッタリでした。というか本機で聴くDaft Punkは最高です!いつもレビューを書く時はそのイヤホンに合う音楽を苦労して吟味しているんですが、今回は楽をさせてもらえましたね。

 相性の良い音楽としては、先ほども挙げた「中田ヤスタカ系」や「ボカロ」も良いですし、電子音を多用しているロック系アーティストとも相性が良いです。サカナクションなら「ネイティブダンサー」、セカオワなら「スターライトパレード」、カラスは真っ白「ヒズムリアリズム」といった感じでしょうか。特にネイティブダンサーは最高でした。

総評

 CHORD&MAJOR Electronic Music Major01’16は電子音楽用という、ありそうでなかった方向性のイヤホンです。低域と高域を強調しただけのイヤホンはたくさんありますが、本機は低域を強めながらも音の分離感やクリアさを失っていないというのが魅力だと感じました。強調された低域の表現力も実に見事で、ボワボワせず気持よく聴くことができます。

 弱点を挙げるとすれば電子音楽以外にはあまり合わないという点でしょうか。純粋なロックを聴くとシンバルに違和感があったりするのですが、それは言うだけ野暮という気がします。

 最近のポップスはEDMの流行もあいまって、どんどん電子化が進んでいますよね。アニソンなんかもその傾向を顕著に感じるので、そっち方面の音楽が好きな方にもオススメだと思いますよ。電子音楽を愛し、ノリ良くクリアに楽しみたい方にはオススメのイヤホンです!

 逆にフラットに何でも楽しみたいという方にはCHORD&MAJORのClassicalがオススメ。こちらも名機!

【新製品】CHORD&MAJOR Electronic Music-Major01’16 | イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン

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