アンプレビュー

【開封レビュー】iFI-Audio nano iDSD Black Labelを買いました

nano iDSD Black Label

 ども。先日、「最強のDAPは128Gで3万ちょっとのiPod touchである」という論文を発表したところ、ポータブルオーディオ学会を除名されました。すぎやまです。

 そんなわけで腹いせに買ってやりましたよ。nano iDSD Black Label。本当はZX300買おうかなと思ってたんですけど、まず試聴用のSDカードを読み込んでくれないのと、30Rの音にそんなに不満がなかったのでこっちにしました。

 ところで突然ですが、読者諸兄はどんな指針でオーディオ活動をしてますか?私は「Apple Musicをより高音質で聴く」というのを主な目的としております。Apple Musicには一生かけても聴ききれないほどの楽曲があるだけでなく、私自身の音楽ライブラリも全てアップロードしてあるので、SDカード不要でいつでも好きな曲を聴けるのが魅力です。

 そんなこともあって私のオーディオ活動、特に再生機に関してはOPPOのHA-2に始まり、DP-X1、XHA-9000、SU-AX01など「iPhoneと繋ぐことができる」というのを重要視してきました。ただハイレゾ系の再生はiPhoneだと容量が厳しいのでコンパクトなXDP-30Rを愛用しています。

 ということで前置きがかなり長くなりましたが、今回買ったnano iDSD Black LabelもiPhoneに繋がる素敵なアンプです。発表された時からワクワクしていましたし、音を聴いてみても「これはいいな」と感じていました。さっそく見ていきましょう!

nano iDSD Black Labelレビュー

nano iDSD Black Label

縦長のパッケージ

nano iDSD Black Label

同梱物
充電ケーブルの他、変換コネクタと変換ケーブルなどが入ってます

nano iDSD Black Label

本体正面
2種類のフォンアウトとスイッチングボリューム

nano iDSD Black Label

背面
デジタル入力(USB OTGオス)
フィルター切り替え
3.5mmラインアウト

 nano iDSD Black Labelはコンパクトなポータブルアンプ。見た目の高級感もまずまずで、ボリュームも適度な重さがあって良い感じです。

 正面には「iEMatch」「Direct」と書かれた2種類のフォンアウトがあります。これだけで何を意味するか分かる人も多いでしょうが一応説明すると、iEMatchが高感度イヤホン用、Directが大型ヘッドホンなどの駆動力を必要とする機器用となっています。

 まずnano iDSD BLを良いなと思ったのがこの2種類のフォンアウトですね。多くのポタアンが「イヤホン向き」or「ヘッドホン向き」のどちらかに分類されてしまう中で、これならばどっちもいけるというのが魅力的でした。(ちなみにDirectの方は600Ωのヘッドホンも鳴らせるとのこと)

 それからもう1点面白いのが、デジタル入力がUSBのオス端子になっている部分。これによってiPhoneのUSBカメラアダプタをそのまま接続することができるのです。

nano iDSD Black Label

iPhoneならばUSBカメラアダプタで直結可能

 カメラアダプタと直結できると何が良いの?と思う方もいるかもしれません。普通のLightningケーブルで接続できるアンプもたくさんありますしね。実は、カメラアダプタが使える最大のメリットは「勝手に接続が解除されない」という点なんです。

 HA-2なんかもそうなんですけど、LightningケーブルでiOS機器と接続するアンプの場合、音楽を停止してしばらくすると勝手に接続が解除されてしまうんです。接続解除された状態で、再び音楽を再生するとどうなるでしょうか?なんと恐ろしいことにiPhoneのスピーカーから音楽が流れます。ゴリゴリの電波ソングが電車内で流れたりしたら、もう横綱を引退するしかありませんね。

 そういうわけでカメラアダプタを使えるのは良いことなんですけど、カメラアダプタって結構かさばるんですよ。でも、nano iDSD BLならばスマートに接続できるのが魅力というわけです。この点はAndroidの場合は関係ないんですけど、iOSユーザーには大きなメリットだと思います。

 そして私の物欲をダメ押ししたのが「Sバランス」という3.5mm4極の接続方式です。nano iDSD BLはデュアルモノアンプとなっており、3.5mmTRRS4極のプラグを使用すればグランドを分離してクロストークや歪みを抑えることができるんだそうです。

 Sバランスの詳細はここでは省略するので以下を参照ください。
iFI-Audio.jp News and Blog: nano iDSD BLの3.5mmTRRS四極接続「Sバランス」

nano iDSD Black Label良いところまとめ

・iEMatch内蔵で高感度イヤホンもヘッドホンもOK
・USBカメラアダプタでiPhoneと直結
・Sバランスでクロストークや歪みを軽減

繋げて聴いてみる

nano iDSD Black Label

FX1100を繋いでみた

 まずはFX1100を繋げてみました。私のFX1100は2.5mmバランスにリケーブルしてあるので、以前買ったFidueの2.5mm→TRRS3.5mm変換ケーブルを使っています。

 まずはDirectの方に挿してみると「サァー」というホワイトノイズが。FX1100って意外とノイズに敏感なイヤホンなんですよね。音楽を流してみるとボリューム位置が9時くらいで爆音になりました。Direct側はかなりパワーがある印象です。

 次にウキウキ気分でiEMatch側に接続してみます。すると当たり前ですがホワイトノイズは全くしなくなりました。こちらだとボリュームも12時くらいまで回すことが可能です。やはりアンプは12時くらいの位置が音的にも1番良いはずなので、イヤホンを使うなら基本iEMatch側がオススメみたいですね。

 音の方はまだ鳴らし込んでいないので何ともですが、SU-AX01と比較すると音場はそれほど広くなく、中央にギュッと集まったエネルギッシュなサウンドに感じました。アンプらしい低域の安定感に加え、中高域はクリアでみずみずしい印象です。似た傾向のアンプは持ってないのでウレシイ。

nano iDSD Black Label

iSilencer3.0を挟んでみる

 お馴染みのノイズフィルターiSilencer3.0を挟んで聴いてみました。「こんなので変わるの?」と思う方も多いと思いますけど、どの機材で試しても結構変わるんですよねぇ。nano iDSD BLでは音の輪郭がクッキリとしてメリハリが出たように感じました。よりロックっぽい音になったかな?私は付けた方が好きでした。(携帯性が大幅にダウンしますけど)

nano iDSD Black Label

ヘッドホンを繋いでみる

 愛用のヘッドホン、KH-KZ3000をDirectに接続してみます。これだとボリュームが10時くらいで結構な爆音になりました。なかなかのパワーを持ったアンプのようですね。オリジナルのnano iDSDの2倍以上のパワーというのも納得。ある程度大型のヘッドホンでも音量を取るのには不自由しなそうです。

nano iDSD Black Label

久々にonsoの3.5mm4極ケーブルも登場

総評

 nano iDSD Black Labelは発表からワクワクした製品でしたが、使ってみてもなかなかに面白かったです。まだ試してませんがフィルター切り替え機能や3.5mmラインアウトも付いているので、まだまだ楽しめる余地アリですね。(そういえばRE600も3.5mmTRRSだった)

 個人的にはSU-AX01との使い分けをどうしようかと思ったんですけど、nano iDSD BLは見た目よりも軽いのでいつでもカバンに入れておいて使うというのが良さそうです。移動先ではSU-AX01で、移動中はnano iDSD BLというのもアリかな?(両方だとさすがにカバン重いか…)

 さらに使って感じたのが「これと接続する小型プレイヤーが欲しいなぁ」ということ。iPhoneのバッテリーも限りがありますしね。XDP-30RにUSB出力が来てくれれば…それとも、やはり専用にiPod touchを買おうかなぁ。こんな具合に私の物欲は消えることなく右往左往しております。

 nano iDSD Black Labelはイヤホンもヘッドホンも両方愛用する方に、まさにピッタリのポタアンです!気になったらぜひチェックしてみてくださいね〜!

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DAPとの接続はこれが良さそう

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