取材レポート

【レポート】ポタ研 2017 夏に行ってきました!

Macbeth 2

 どもども。今日は中野サンプラザで開催されたポタ研 2017 夏に行ってきたので、そのレポートをお届けします。

 ポタ研はヘッドフォン祭と比べるとコンパクトなイベントで、新製品がバンバン発表されるというよりは企画段階の製品展示が多く、「こんな製品作ったらどう?」という企業側のリサーチの場にもなっているように思います。

 ということで「もうすぐ発売の新製品!」みたいなものはあまり無かったのですが、聴いてみて印象的だったものをいくつか紹介していきます!

Questyle QP2R

QP2R

 トップバッターはQuestyleの新DAP「QP2R」から。前機種のQP1Rはディスクリート純A級アンプを搭載したDAPで、ウォームかつ艶やかな音質が人気のDAPでした。

 QP2Rもディスクリート純A級アンプという点はそのままに、今回はフルバランス設計となっていて2.5mmのバランス出力が搭載されています。

 さっそく触ってみると、まず操作ホイールの質感や操作感が向上しており、ちょっとスカスカした操作感だったQP1Rよりも大幅に改善していました。

 電源オンオフも長く待たされることがなく、UIの動作もキビキビしていて好感触。握りやすいサイズ感で、全体的に使いやすい作りになっています。

 音質はQP1Rとはまた違ったキャラクターという印象を受けました。ウォームだったキャラは影を潜め、クリアで解像感が高いサウンド傾向になっています。

 特にバランス側は駆動力が高く、イヤホンの解像感がより一層高められたように感じました。「FX1100ってこんなに高域の表現力あったっけ?」とちょっと驚いちゃいましたね。

 また純A級動作アンプの駆動力は素晴らしく、HD800Sをバランスで聴かせてもらったのですがなかなかに良い音を出していました。ヘッドホンユーザーも注目のDAPになると思います。

 値段は少々お高いですが、純A級ディスクリートのフルバランスDAPというのは他に無い製品なので、オンリーワンな製品として要注目です!(たぶんレビューもできると思います。)

Chord HUGO2

Hugo2

 何気に聴いていなかったHUGO2。せっかくの機会なので聴かせて頂きました。お高い製品なのに売り切れ中のようで、Chordの人気は凄いですね。

 HUGO2の操作ボタンはmojoに通じる部分があって、パッと見ではどう操作して良いか分からず…。でも恐る恐る触るとすぐに慣れました。ただフィルターの種類などは色を覚える必要がありますね。個人的にデザインはとてもクールだと思います。

 試聴機材はDP-X1をデジタル接続してAcoustuneのHS1501という構成で聴いてみました。音は素晴らしく良いですね。パッと聴いた印象はmojoと同様に「音全体が近くパワフル」という印象でしたが、HUGO2の方が空間に余裕があり、音自体も綿密に描写されているように感じます。

 Chordのキラキラとした鮮やかで美しい音は、他にはない魅力があります。HUGO2は豊富な入力端子に加えアナログアウトもついているので、ヘッドホンアンプとしてはもちろん、単純にDACとして使えるのも良いと思いました。お金に余裕ができたら欲しい…。

JVC 謎の参考出品イヤホン

IMG_5463

 JVCブースでは前回のポタ研でも参考出品されていたイヤホンの改良モデルが展示されていました。今回は金属筐体になっており、見た目もちょっとパワーアップ。(でもこの筐体で発売されるかは未定とのこと。)

 こちら内部的な仕様は一切謎のイヤホンなのですが、サウンドの進化は前回試聴した時よりも格段に進んでいました。前回は「今までのJVCとは違う高解像サウンドのイヤホンだな」という印象だったんですけど、今回は「音の透明感が凄いことになってる!」とビックリ。

 これは発売されたら確実に欲しい。とても楽しみなイヤホンでした。

Unique Melody MACBETH Ⅱ Classic

MACBETH 2

 ミックスウェーブブースでは大人気エントリー(にしては高い)モデルMACBETHの新型、MACBETH Ⅱ Classicを聴かせて頂きました。

 今作はハイブリッドではなくBAのみ(ドライバー構成は非公開)ということもあり、前モデルよりも筐体がかなり小さくなっています。

 そのおかげで装着感がかなり良くなっており、耳に違和感なくフィットしました。ダイナミックが入ってないので装着時にペコペコしないのもウレシイところ。

 音はUMらしい軽やかで爽やかな雰囲気を持ちつつも、低音から高音までクリアでバランスが良かったです。UE5PROやqdc 2SEっぽい印象を受けましたが、これらと比較すると低音がしっかり出ていて気持ちの良い音でした。

 ちなみに型番にClassicが付いている理由は「3Dプリンタではなく、従来の手作業で製作しているから」とのこと。クラシック向けのイヤホンではないようです。シェルは最近UMのカスタムでも選択できるようになったファイバーシェルとなっており、製作の手間はほとんどカスタムIEMと同じなんだとか。

 こちらは素敵なイヤホンだったので、別途レビュー記事を作成予定です!お楽しみに!

ANALOG SQUARED PAPER TR-07hp

TR-07hp

 最後は新製品でも何でも無いんですけど、かなり欲しいなと思ったアンプ。ANALOG SQUARED PAPERさんのTR-07hpです。

 もうポータブル界隈では有名なメーカーさんなので、マニアの方からするといまさら感はハンパ無いんですけど…。やっぱり凄く良いですね。

 最近XDP-30Rを買ったので、ちょうど良く重ねられるポタアンを物色していたんですよ。そんなわけで試聴させてもらったんですけど、優しく力強いサウンドに思わず聴き入ってしまいました。サイズもちょうど良い…。

 これはちょっと本当に狙いたい。CV5とどっちにするか悩み抜きたいと思います。(まぁどっちもお高いのですぐには買えませんけど…)

ポタ研もそろそろ変化が必要?

 ということで以上、ポタ研のレポートでした。今回、ポタ研に参加してみて感じたのは「そろそろ新しい企画やイベントが必要なんじゃ?」というでしょうか。

 ワンフロアでさくっとマニアックな製品を聴けるポタ研はそれはそれで魅力的なのですが、「ミニ展示会」のような現状は果たして「研究会」として相応しいのか少々疑問でした。ポタ研がただのミニ展示会ならば、来週には大規模なポタフェスがあるわけでして、みんなそっちに行けば良いわけですからね。

 研究会であるにもかかわらず特に企画も無く、既存製品をただ並べているだけのブースが結構あったことも残念でした。ワンフロアで限られたブランドしか出展できないのですから、出展側は何かしら「研究会」っぽいネタを出してほしいと思います。それこそがポタ研の存在意義なのでは?

 このままだと「ポタ研やる意味ってなんだろう?」と思ってしまいますし、来る人が減れば内輪で盛り上がるだけの会になってしまいます。まぁ「内輪で盛り上がる会がポタ研なんだよ」と言われればそれまでなんですけどね。何となくそんなことを考えてしまいました。でもそういうのって企業に任せるだけじゃなくて、ユーザーからも声を出す必要があるかもしれません。

 そんなこんなで、来週はポタフェスですか。まだ隠し玉はあるんでしょうか。ポタフェスではいろいろな製品が発売になるようなので、しっかりチェックしてレポートしたいと思います!ではまた〜!

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