コラム

カメラ強化はもう限界?スマホの進化は「高音質」へ

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(画像はau公式サイトより)

スマホのハード進化はもう限界!?

 いよいよスマホにも「高音質」の時代が来るかもしれません。というのも、ぼちぼちスマホの進化に限界が来ているように思われるからです。

 これまでスマホは画面の解像度、サイズ、CPUやメモリ、カメラ機能といった具合に進化を続けてきました。iphoneが初めてRetinaディスプレイになった時には感動しましたし、改めてiPhone3Gを見ると画面の小ささに驚いてしまいます。

 しかし、今や解像度も人の目には充分なほど高まり、サイズも片手で持てる限界のところまで来ています。CPUやメモリは相変わらずGeekたちを一喜一憂させていますが、ベンチマーク性能を見てニヤニヤするのはごくごく限られた人たちだけでしょう。

 個人的には「もはやiPhone7でどこを進化させるんだろう?」と思っていたので、Appleの発表を興味深く見ていたわけですが、目新しく行われたのはカメラのレンズを2個にするという二眼カメラもビックリの仕様だけでした。ほんと驚きは全く無かったですね。

 とはいえ、どのスマホメーカーも毎年新製品を発売せねばなりません。その度に新しい機能が求められるわけですが、既にスマホはプロダクトとして成熟しており、もはやハード的には進化させるポイントがあまりないのではないかと思っています。後はワイヤレス充電くらいでしょうか。(ソフト的にはAI搭載などまだまだできることは多そうですが。)

なぜ音質は無視されてきたのか

 そのように考えると今まで陽の当たらない道を歩いてきた「音質」というものにも、そろそろスポットライトが当たっても良い頃なのかもしれません。ただなぜ今までスマホの「音質」はないがしろにされてきたのでしょうか?考えてみると「セールス的にとても地味」だからだと思います。

 少し考えれば当たり前の話で、写真やビデオの場合なら「これはiPhone7で撮影しました」みたいにプロモーションすれば、パッと見て「おお!凄い!」となりますし、どう進化したのかも一目瞭然です。しかしそれが「音質」の場合はかなり難しいと思います。というか単純にパッとしません。さらに一般の人は「音質?なにそれ?」という感じでしょうから、そこから説明する必要もあります。

 ちなみに今年の日本における「ハイレゾ」という言葉の認知率は28.5%だそうです。男女別で見ると、男性は40.7%、女性は14.5%という具合で、男女で大きな差が存在しています。これを見るだけで「音質」をウリにすると、女性にはまず響かないことが分かりますね。

 そんなわけで「高音質」というのを目玉にして売り出すのは、プロモーション的にリスクが高いというのがこれまでだったと思うのですが、毎年毎年スマホを発売しないといけないメーカーの間では、もうそろそろ「カメラの次はなんだ?」と議論が交わされていたんじゃないでしょうか。

 そこでやっと担ぎ上げられたのが「音質」。ヘッドホンは国内でも金額ベースで市場が拡大しているという数少ないアイテムですからね。合わせてハイレゾにもまだまだ将来性があります。そんな流れもあってか「高音質スマホ」もいよいよ見かけるようになってきました。

続々登場「高音質スマホ」

 例えば今日はauからESS ES9218 SABREを積んだスマホ「isai Beat」の発売が発表に。こちらはB&O playがサウンドチューニングを担当しており、DSDにも対応した本格的な高音質スマホです。

DSD対応Quad DAC搭載“B&O playサウンド”スマホ。au「isai Beat」 – AV Watch

 その他、AKシリーズでお馴染みのDACチップAKM4490を搭載した「ZTE AXON 7」なんてのも出てきました。ただ個人的には高性能なDACチップ=高音質だとは思っておらず、やっぱり音質については聴いてみないと分からないというのが実情ではないでしょうか。

 そんな音質に特化したスマホの中でも個人的に1番注目しているのが、OnkyoのハイエンドDAP兼スマホ。IFA2016で出展された時からsimカードが使えるのでは?という話が出ており、ロシアのサイトでは既に「DP-CMX1」という型番でスペックなどがリークされています。(真偽は不明)

オンキヨーDP-CMX1 – 日本のプレミアムブランドからのHi-Fiベースのスマートフォン?(ロシア語)

 発売時期はまだ分かりませんが、これが登場すればいよいよスマホとDAPを別々に持ち歩く必要がなくなるかもしれません。個人的にはついにiPhoneから機種変更する日が来る予感がしています。

頑張れ日本のオーディオメーカー!

 そんなわけで年末から来年にかけては、スマホに「高音質化の波」がきそうな予感がしています。幸か不幸かiPhone7がイヤホンジャックを廃止してくれたおかげで、イヤホンそのものや、DAC、Bluetoothにも注目が集まっていますからね。Apple以外のメーカーは高音質なスマホを作ることで、イヤホンが刺さらないiPhoneと差別化することもできそうです。

 ここでぜひ期待したいのが日本のオーディオメーカー!例えスマホは作らないとしても、B&O playのように積極的なコラボを期待したいですね!果たしてこれからどんな高音質スマホが出てくるんでしょうか。今からとてもワクワクしています!

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