取材レポート

【レポート】ウォークマン NW-WM1Z 体験イベントに行ってきました

img_2894

 今回は【ソニーフラッグシップモデル ブロガー限定先行体験会のイベント】に参加してきたので、その様子をお伝えしつつ、製品の簡単なインプレを書きたいと思います。

 ブロガー30名限定イベントということでしたが、女性も結構多かったですね。ただオーディオ専の人はあまりいない感じで、ガジェット系やソニー系の人が多かったのかな。多分、今回みたいな製品だと記事にするの困るだろうなー。「めっちゃ、音良い!凄い!」みたいな記事が量産される予感がしてます。

NW-WM1Z

用意されていた試聴セット

 というのも製品の試聴時間は「イベントの冒頭に各人7分」というタイトな時間しかなかったのですよね。何の前置きもなくいきなり「じゃあ、1人7分ずつ聴いてください。どうぞー」って感じだったので、音質について言及するのは困難だろうと思います。

NW-WM1Z

MDR-Z1R+キンバーケーブル4.4mmバランスで試聴。

NW-WM1A

WM1Aの方には前前前世が入ってない…

 それからWM1ZとWM1Aで同じ試聴曲が入ってないことにもちょっとイラっときました。聴き比べできないですやん!あまつさえ、試聴するそばから本体が充電切れを起こす人が多発したのには閉口。充電ぐらいちゃんとしといてくださいよ。きっとこの記事は中の人が見てるでしょうから、次はちゃんとお願いします。

ということで、試聴が終わると開発者の方が登場。

ウォークマン開発の方

ウォークマン開発の方

MDR-Z1R開発の方

MDR-Z1R開発の方

 試聴ではイラっとしましたが、開発の方々からは興味深いお話を聞く事ができました。

ZX2の改造改良から始まった高音質化

 今回の新ウォークマンNW-WM1Aはアルミ切削筐体、NW-WM1Zは無酸素銅切削筐体が採用されているわけですが、これは前モデルのZX2の改造改良から始まったそうです。ZX2製作時から筐体素材が音質に与える影響については関心を持って研究をされていたそうで、その試作をZX2で実験したんだそうですよ。

ゴールドなZX2

ゴールドなZX2

 筐体の研究はまずアルミということで、手に入りやすいものからレアなものまで、純度の異なった様々なアルミ素材を用意して音質をチェック。そうするなかで、素材の違いによる音質の違いに関心が高まっていったそうです。

 そしてアルミの次に着目したのが「銅」。アルミよりもより電気抵抗率の低い素材です。銅については削りだしをやってくれるメーカーさんにかなり無理を言って試作筐体の製作をお願いしたんだそうです。そうしてできあがったものを聴いたら、素晴らしく音が良かったんだとか。

WM1Zの銅ボディー(金メッキ前)

WM1Zの銅ボディー(金メッキ前)

 こういう話を聞くと「あれ?じゃあやっぱりAK380 Copperって理にかなったものだったのか…?先越されてるじゃん!ソニー!」という複雑な思いを抱きました。AKの良さをソニーが後から証明するというね。なんとも皮肉です。(ソニーの方がリーズナブルですけど。)

 NW-WM1Zの開発話を聞くと、もちろん筐体だけでなく、アンプ電源部のコンデンサの開発に3年をかけるなど音質にかけるこだわりは尋常ではなく、ほとんど制約の無いところから音質のみを追求したのだということが伝わってきました。(その辺はMDR-1ZRも同じようです。)

 今回のアンプ・DAP・ヘッドホンを含めた「Signature Series」は間違いなくソニーの威信をかけたものになっていますね。ぜひ一度、試してみる価値はあると思います。

 開発話は以下のページに詳細が書かれているので興味のある方はそちらも御覧ください。

WM1Z/WM1A Project Member’s Voice

MDR-Z1R 開発者インタビュー

NW-WM1Zのインプレッション

 最後はNW-WM1Zの簡単なインプレッションを。重い重いとは聞いていたので、持ってみると「うむ。たしかに重い。」といった感じでした。ワイシャツの胸ポケットは無理なレベルです。

 音の方はMDR-Z1Rをある程度駆動できていたので、出力のパワーはあると感じます。この辺がAK380との大きな違いになってくるでしょうか。A30→WM1A→WM1Zと聴き比べてみましたが、上位モデルになるにつれ、音の深みや響き、余韻の良さを感じます。

 ただ個人的には使いやすさと音質のバランスでいくと、WM1Aで充分かな?と思いました。WM1Zはちょっと壮大というか、音の重みと濃さがすごいので、さらっと聞くのには向いていなさそうです。

 WM1Aが10万円を切ってくるくらいの価格になり、その時に4.4mmバランスがある程度普及していれば良い選択肢になると思います。ただ4.4mmがこれからどうなるか不透明なのを考えると、おいそれと買うのはちょっと勇気のいる機種ではありますね。

 細かな音質については、実は自分のmicroSDカードをウォークマンが認識してくれなかったため、ここでの言及はやめておきます。また機会があればじっくり試してみたいと思いました。

以上、ソニーのブロガー限定先行体験会レポートでした!頑張れ!4.4mm!

関連記事

  1. IMG_6083 【レポート】ポタフェス2017 冬 in 秋葉原に行ってきました…
  2. IMG_5953 【レポート】秋のヘッドフォン祭2017に行ってきました
  3. 20150711183122 【イベントレポ】ポタ研 2015夏は暑かった「欲しくなった製品編…
  4. くみたてLab 【イベントレポ】ポタ研 2016 冬 試聴レポートまとめ
  5. IMG_1111 KH-KZ3000試聴の旅 ADOLFO DOMINGUEZ 渋…
  6. 20150711183122 【イベントレポ】ポタ研2015夏は暑かった「出発〜Just ea…
  7. acoustic effect 【イベントレポ】春のヘッドフォン祭2015で出会った素晴らしい製…
  8. 20150516185150 【イベント試聴レビュー】FitEar 萌音17 RHA T20 …

DAP&アンプレビュー

SU-AX01 【レビュー】SU-AX01で使える格安MMCXケーブル買いました OPUS#1 【レビュー】The Bit OPUS#1 最高の操作感! audioquest DragonFly red 【レビュー】AudioQuest DragonFly REDの使い勝手と音質は? DP-CMX1 【レビュー】ONKYO GRANBEAT DP-CMX1を試してきました! DAP2017 【2017年版】おすすめDAPエントリーモデル4選 HIDIZS AP-60 【レビュー】Hidizs AP-60 完成度の高さに驚き! iFi Audio iEMatch iSilencer3.0 【レビュー】さらばノイズ! iFi Audio iEMatchとiSilencer3.0の実力は? 20150921002833 【レビュー】ALO audio Continental Dual Mono この音は一生の宝物 isai beat LGV34 【レビュー】isai Beat LGV34「Quad DAC」の実力は? aune B1s 【レビュー】Aune B1s 手軽なディスクリートアンプの定番に!

イヤホンレビュー

Andromeda-Cover-1024x620 【レビュー】Campfire Audio ANDROMEDA 今聴くべき音 311+7oVtHXL 【レビュー】audio-technica ATH-BT08NCの音質は? TFZ SERIES1 【レビュー】TFZ SERIES1 響く低音とあふれる臨場感 IMG_4862rgrht 【レビュー】DUNU DK-3001 ハイエンドサウンドを手の届く価格で! ATH-E70 【レビュー】audio-technica ATH-E70 傑作イヤモニ! 20150910155350 【レビュー】RHA T20の音質を知らないのは不幸だと思う 20151117162508 【レビュー】DUNU TITAN 5 透明感が魅力のイヤホン EN120 【レビュー】EARNiNE EN120 これぞ価格破壊イヤホンの大本命 OSTRY KC09 【レビュー】OSTRY KC09 ハイコスパと呼ぶにふさわしい名機 41LZUhiNyKL 【レビュー】VSONIC VSD3Sは1万円以下の大本命!?

レビューの裏側を語るメルマガ配信中!

サイトには掲載できない話をメルマガで書いてます。
メルマガ読者限定の情報やイベントも企画中!!
「HEAD Bank 編集裏話」にぜひ登録してください!

おすすめポータブルアンプ





おすすめ音楽プレーヤー









おすすめ高級イヤホン

















最新記事

  1. TU-HP03
  2. IMG_6083
  3. Award2017
  4. nano iDSD Black Label
PAGE TOP