【レビュー】冬にピッタリ!楽しい真空管ポタアン TU-HP01

TU-HP01

 すっかり冬の寒さですね。寒さに向けて年中脂肪を蓄えている私ですが、なぜか寒さにはめっぽう弱いんです。(不思議なことに夏にはもっと弱い…脂肪仕事しろ!)

 冬といえばヘッドホン、ヘッドホンといえばアンプ、アンプといえば真空管、というマジカル頭脳パワー方式で考えると「冬といえば真空管」という図式が成り立ちます。

 そこで登場するのがエレキットさんのハイブリッド真空管アンプTU-HP01。早速レビューしてみたいと思います!

ELEKIT TU-HP-01 レビュー

TU-HP01
電源とインアウトジャック以外には、ゲイン調整のスイッチがあるだけ。
このシンプルさもアナログアンプの魅力。
TU-HP01
お尻にはネジが2つ。
電池は単4電池4本で駆動。
バッテリー劣化を気にする必要ないのも◎
TU-HP01
中身はこんな感じ。(画像は公式HPより)
上段にある大きめのパーツが真空管。
下にはオペアンプソケットがあります。

TU-HP01
今回はDP-X1とHIFIMAN Edition Sを組み合わせて聴きました。
 

 本体はDP-X1と重ねると丁度良いサイズ。TU-HP-02と比べると丸みを帯びているので、結構小さく薄く感じます。重さも軽いですね。

 TU-HP01は入力部に真空管、出力部にオペアンプを使用したハイブリッド真空管アンプになっており、真空管といえどほとんど熱はありません。出力部のオペアンプは交換可能になっているのが面白いポイント。

 出荷時はMUSES8820が実装されており、別途OPA2604も付属します。私はOPA2604の音が好きなので今回はそれを使って聴いていました。濃さがありながらもキラっとキレイに鳴る感じが素敵なオペアンプです。

 DP-X1とTU-HP01、Edition Sという組み合わせで聴くと、DP-X1直と比べとても滑らかで優しいサウンドに変わります。一気に暖色系の心暖まる音になりました。これに慣れるとDP-X1直の音はちょっとそっけないというか、少し寂しい感覚になりました。

 今回の機材の組み合わせでは歌声の艶やかさが素晴らしく、いわゆる「相対性理論」的なバンドを聴くにはピッタリのセッティングになっていました。えつこ嬢の歌声を堪能できるタイプのサウンドですね。解像感よりは心地よさ重視という感じです。

 高域の刺さりそうな部分はマイルドになり、低域も柔らかで伸びやかになります。中域はボーカルを中心に、楽器全体も「色っぽい」仕上がりに。ギターなどの弦楽器やドラムのスネアもとてもセクシーに聞こえます。

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冬にピッタリの1台

 TU-HP01は手持ちのヘッドホンを暖かで優しいサウンドに変えてくれるヘッドホンアンプですね。ただの音が「音色」になるような感覚のアンプなので、アンプに対してそういう味付けを期待している方には良い機種だと思います。

 こういうどこかホッとする音というのは冬によく合いますね。まさにホワイトシチュー的なアンプ。ただし感度高めなイヤホンではホワイトノイズが多めに乗りますので注意が必要です。そういう意味ではTU-HP02の方がノイズは少なくなっています。

 TU-HP01のようなアンプをイヤホンで楽しむなら、Pinacle P1や近く発売のRHA CL1、CL750といったハイインピーダンスの機種を用意するのが良いですね。ノイズに悩まされることが無くなります。1台あると便利ですよ!ER4Sも◎。

 ただ基本的にTU-HP01はヘッドホンで楽しみたいアンプだと思います。真空管の滑らかさみたいなものは、ヘッドホンの方が分かりやすい気がしました。音の細かい部分はイヤホンの方が聴こえるんですが、音色というか音の雰囲気みたいなものは、意外とヘッドホンの方が感じるのかもしれません。これは個人的に大きな発見でした。

 TU-HP01はオペアンプ交換で音の雰囲気を変えられるので、長く楽しめるアンプだと思います。ヘッドホンを使っていて、ちょっと面白いアナログアンプを探している方にはぜひ手にとってもらいたいですね。イヤホン派ならTU-HP02!両機種ともオススメです!

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