アンプレビュー

【レビュー】TU-HP02 使う価値のあるポータブルアンプ

20151227193521

ここ数日は体調が悪く寝込んておりました。
年末はなぜか体調不良になることが多くて…。今回は早めの対応をしたのでそこまで悪くならずに済みました。
みなさんも体調管理には気をつけ下さいね!

さて、今回はエレキットさんのディスクリートアンプ TU-HP02をレビューしたいと思います。
エレキットさんといえば真空管。
入力部に真空管、出力部にオペアンプを仕様したハイブリッドアンプ TU-HP01をご存知の方も多いかと思います。

TU-HP02はそれに続く第2弾のアンプとして発売されたもの。
開発のコンセプトは「半導体アンプでありながら真空管テイストを持ったポータブルヘッドホンアンプ」とのことで、聴く前から期待が高まりますね。
どのようにしてTU-HP02が開発されたのかについては、下の公式ページがとても分かりやすくなっていました。

TU-HP02開発者インタビュー | エレキット

ではさっそく聴いてみることにしましょう! 

エレキット TU-HP02 レビュー

TU-HP02

TU-HP02は至ってシンプルな構成のアンプ。入出力は3.5mmのステレオミニ、ゲインはハイローの2段、電源を兼ねたボリュームスイッチになっています。
電源オン時は「VIRTUAL TRIODE」の文字が緑に点灯。電池が少なくなると赤い点灯に変わります。

TU-HP02

後方のネジを回すとケースと本体を簡単に外すことができます。
基盤は隠されているので、不用意に触ってしまう心配はありません。
TU-HP02は単3電池4本で駆動します。1.2Vのニッケル水素充電池を使うこともできるので環境とおサイフに優しいですね。

デザインと使用感

TU-HP02
TU-HP02はいかにもアンプらしいトラディッショナルなデザインです。工作キットを数多く販売するエレキットらしい「メカ感」が感じられます。男ならちょっとワクワクしてしまうような見た目ですね。前面と後面に使われているアクセントカラーの赤もなかなかカッコいいです。

作りとして不安な部分は無く、ボリュームスイッチの感触もGOOD。ギャングエラーやポップノイズも気になるレベルでは発生しなかったので、安心して使うことができました。

TU-HP02&DA-X1
サイズはDP-X1とほぼ一緒

TU-HP02&DA-X1
重ねてもピッタリ

驚きの真空管サウンドに脱帽

TU-HP02の音を聴いた瞬間に思い出したのはALOのContinental Dual Monoでした。ふわっとした滑らかな質感で、弾むようなパワフルな音ですね。
音量を上げていくと空間に音の密度が増していくような心地よい感覚がやってきます。音の輪郭は柔らかながらモヤモヤとした感じは無く、分離感もとても良いです。

TU-HP02からは紛れも無い「真空管の音」を感じることができました。一体こんなサウンドを真空管を使わずにどうやって実現しているのか。ただただ脱帽です…。
真空管アンプを作ってきたエレキットだからこそできる音なのでしょうね。

ダイナミック型との相性が◎

手持ちの機種でいろいろと試しましたが、真空管サウンドだけあってダイナミック型のイヤホンやヘッドホンとの相性がとても良いです。躍動感のあるロー、生々しいミドル、滑らかなハイと本機の魅力を存分に感じることができます。

またアンプとしてのパワーも充分あります。目盛りは10時くらいで充分な音量がとれ、12時ではうるさいほど。これだけのパワーがあれば、少々鳴らしにくいヘッドホンでもどんと来いという感じでしょう。逆にカスタムでは音量が取れすぎてしまうこともあるかもしれません。

総評

TU-HP02

正直な話、私はDAPにポタアンを使うという行為には懐疑的でした。
もちろんiPhoneのようなオーディオ用でない機器のためなら分かります。しかし例えばAKのような専用マシーンに、わざわざアンプをつけて音を歪ませるのはどうなんだろうと思っていました。
実際AK120を使っていた時も色々とアンプを試してみましたが、結局は素の音が1番歪みがなくて良いと思っていた程です。

そんな私からすると、TU-HP02は初めて「これを通して聴きたい」と思わせてくれるアンプでした。だって本当に真空管アンプのような滑らかな音がするんですから。こんな音はプレーヤーのEQで作ることはできません。
こんな経験をしてしまうと、AKにアンプを繋ぐという行為も「なるほど、余程好きなアンプなら分かるな」と考えを改めさせられてしまいました。

今のポタアンの流行は「DAC内蔵」や「Wi-Fi対応」などデジタルな高性能化が中心です。そんな中でTU-HP02の「ディスクリートで真空管サウンドを」という試みは、アナログの限界に挑戦しているようで何とも応援したい気持ちになります。

昨今はどこのメーカーもお馴染みのDACチップやオペアンプを使うことが多く、似たような音質に飽きてしまった人も多いのではないでしょうか。そんな方にはぜひTU-HP02を通して聴いてみてほしいです。
そこには新しい発見がきっとあると思います。文句なくオススメです!

エレキット ディスクリートポータブルヘッドホンアンプ TU-HP02
イーケイジャパン (2015-09-27)
売り上げランキング: 9,129

関連記事

  1. 31cP5uGCLUL 【レビュー】RHA S500の音質は?文句なくオススメできる1品…
  2. iFi Audio iEMatch iSilencer3.0 【レビュー】さらばノイズ! iFi Audio iEMatchと…
  3. XELENTO REMOTE 【レビュー】XELENTO REMOTE まさにエクセレントな1…
  4. 51JfGGUOmaL 【レビュー】final SONOROUS Ⅱ&Ⅲ の音質は?
  5. DITA 【レビュー】高級ダイナミック DITA Answer Truth…
  6. 20150916162419 【レビュー】ケンウッド KH-KZ3000の音質は?
  7. rock zircon 【レビュー】ROCK Zirconの低音にやられた!
  8. IMG_1474 【レビュー】中華イヤホン 人気機種を聴き比べてみた

DAP&アンプレビュー

HIFIMAN SuperMini 【レビュー】HIFIMAN SuperMini 小さいのに驚きの高音質! Companion One 【レビュー】Celsus Sound Companion Oneの音質は? ONKYO GRANBEAT 【レビュー】ONKYO GRANBEATを2週間使って分かったこと OPUS#1 【レビュー】The Bit OPUS#1 最高の操作感! 20150722145722 【レビュー】HA-2のグランド分離の実力は?リケーブルで体験 Logitec LDV-PMH8U2R DP-X1ユーザー必見!PC無しでリッピングできるCDドライブ「Logitec LDV-PMH8U2R」 iFi Audio iEMatch iSilencer3.0 【レビュー】さらばノイズ! iFi Audio iEMatchとiSilencer3.0の実力は? HIFIMAN MegaMini 【レビュー】HIFIMAN MegaMini 歌モノ好きのための1台 audioquest DragonFly red 【レビュー】AudioQuest DragonFly REDの使い勝手と音質は? aune M1s 【レビュー】aune M1s 無駄を削ぎ落としたピュアな音楽プレイヤー

イヤホンレビュー

QE80 【レビュー】UPQのイヤホンQE80とQE50の音質は? Astrotec AX-35 【レビュー】Astrotec AX-35 自然な音が魅力のハイブリッド機 20150910155350 【レビュー】RHA T20の音質を知らないのは不幸だと思う massdrop HE-350 RE-00 【開封】massdrop限定!HIFIMAN HE-350とRE-00が到着! IMG_1480 【レビュー】ADV.SOUND M4 歌モノ聴くならこれ! acoustune HS1005 【レビュー】acoustune HS1005はDP-X1にピッタリの1台 Acoustune HS1004 【レビュー】acoustune HS1004 新たな名機の誕生 20150903204715 【レビュー】Aurisonics BRAVOシリーズ 4機種を聴き比べ! MEE audio Pinnacle 【レビュー】MEE audio Pinnacle P1 これは買いの1台 LYRA 【レビュー】Campfire Audio LYRA 1週間使った感想

レビューの裏側を語るメルマガ配信中!

サイトには掲載できない話をメルマガで書いてます。
メルマガ読者限定の情報やイベントも企画中!!
「HEAD Bank 編集裏話」にぜひ登録してください!

おすすめポータブルアンプ





おすすめ音楽プレーヤー









おすすめ高級イヤホン

















最新記事

  1. NuForce HEM8(LTD)
  2. AZLA
  3. EN1J_EN2J
  4. Marshall Monitor Black
PAGE TOP