22世紀型ぼっち系ユニット「宇宙ネコ子」は相対性理論好き必聴です。

宇宙ネコ子

 『シフォン主義』を初めて聴いた瞬間の衝撃。それを忘れることができないのは、何もリスナーだけではないようです。続々と出現する「相対性理論」のフォロワーたち。やっぱりみんな大好きなんですね。独特の言葉遊びと、浮遊感、諦めと孤独。たった5曲に込められた圧倒的な世界観に、気づけばレジに向かっていたのは良い思い出です。

 2012年に結成された「宇宙ネコ子」というオルタナティブ・ロックユニットも間違いなくその文脈の中で語られる音楽をやっています。そんな中で、彼(彼女)らが特にフューチャーしているのは「孤独感」のように感じました。気だるさの中にある孤独。

 シフォン主義でいえば「おはようオーパーツ」、ハイファイ新書なら「バーモント・キス」、シンクロニシティーンなら「ムーライト銀河」といったところでしょうか。この辺りが好みの方(主に私)にはグッとくるユニットだと思います。ってかラストトラック多いな!

ということで早速1曲。

 まさかのシューゲですよ。この世界観とシューゲを混ぜてくるのは正直反則ではないでしょうか。私にとってはどこに投げてもストライク状態。参りましたの切腹です。

 どの程度シューゲを意識してるのかなと思っていたら、アルバムに「isn’t Anything」なんて曲を見つけてしまいました。これはもう確信的にやってますね。「isn’t Anything」といえば言わずもがな、シューゲの代名詞マイブラの3rdアルバムのタイトルです。こういう直球のオマージュ、嫌いじゃない。

もう1曲。

 リピートしたくなるミニマルなリズムが心地よい。まさに浮遊と孤独が同居してますね。ドラムスがイケてるなぁと思ったら相対性理論の人が叩いてました。そんなのありなんだ!すごいな22世紀は。

 「相対性理論が好きなら相対性理論を聴けばいいじゃん。」というご意見はごもっとも。それでも、こうしたセンス溢れるフォロワーをチェックするのも、音楽の楽しみの一つではないかと思ったりするのです。宇宙ネコ子のアルバム『日々のあわ』は明日17日発売。要チェックです。

日々のあわ
日々のあわ
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宇宙ネコ子
Pヴァイン・レコード (2016-08-17)
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