「Weezerはお好きですか?」はい、大好きです。友人ともよく話をするんですが、Weezerはどのアルバムが好きかでその人のことが分かりますよね。
Weezerを知ってる人も知らない人も、まずは新曲を聴いてみてください。とてもポップで爽やかな曲です。(しかし、その内にはドロドロとしたものを感じる…)
Weezerはその昔「泣き虫ロック」なんて言われてたりしたんですが、今は純粋なパワーポップバンドとされているようですね。Weezerと言えば、1994年のデビューアルバムでいきなり300万枚というセールスを叩きだし『ザ・グリーン・アルバム(2001年)』『メイク・ビリーヴ(2005年)』で世界を席巻したバンド。
同時期にUKでは同じくストレートなロックスタイルの「ASH」が人気を集めており、世界的に「ポップなロック」が持てはやされている時期でした。日本でもWeezerとASHはセットで聴いてる人がわりと多かったんじゃないですかね?実はバンド同士も仲が良いみたいです。
そんなわけでWeezerというとデビューのブルーアルバムかグリーンアルバムが人気で、Weezerが好きという人に会うと大抵この2アルバムの話になるわけです。でもね、やっぱりWeezerの最高傑作は2ndの「Pinkerton」だと思うんですよ。いや個人的にですけどね。
実はこのPinlerton、セールス的にはかなりイマイチでした。デビュー盤が300万枚売れたのにその次に発売されたPinkertonはたったの50万枚…。(それでも凄いですけど。)売れなかった理由は明白で、いわゆる「売れ線」のアルバムではなかったからです。
でもPinkertonの根暗な感じとかエモい感じとか、今聴いてもやっぱり凄く良いんですよね。日本人には、むしろこっちの方が共感できる部分が多いんじゃないかなと思ったりします。泣きメロも満載ですしね。
No Other Oneはいつ聴いてもグッとくるものがあります。
そんなわけでたま〜に「WeezerならPinkertonが好き」なんて人に会うと酒がうまいわけですよ。「この人とは仲良くなれる!」なんて勝手に思ってしまいます。
私の音楽の趣味は世間と少しズレてるので、私がいう「最高傑作」というのは正直あまり当てにならないかもしれません。スーパーカーで1番好きなのは『Jump Up』ですしね。でもだからこそ、同じような趣味の人に会うと余計にうれしかったりできるんです。
たまたまWeezerが新譜を出すというニュースを見て聴いてみたんですけど、やっぱり若かりし頃を思い出して懐かしくもあり、恥ずかしくもありますね。でもバンドとしての良さは変わっていなくて安心しました。ちょっとおバカ路線に行ってしまったのが気になりますが。
懐かしついでにPinkertonを久しぶりに聴いてるんですが、なんて表現したら良いんでしょう?このザラザラした感じ、たまらなく良いです。これが若さということなのかもしれません。
新曲を聴いて、新譜の方も聴いてみたくなりました。発売は4月1日だそうです。わざわざエイプリルフールにしてくるあたり、何か感じるものがありますね。楽しみです!
Crush Music (2016-04-01)
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