アンプレビュー

【レポート】JVC HA-FW01 02 03&SU-AX01聴いてきました

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 本日ついに発表されたJVCの新作イヤホンとポータブルアンプ。ひと足お先に聴かせて頂く機会がありましたので、そのレポートをしたいと思います。

 今回発表された新製品はイヤホン3種、ポタアン、ケーブル3種となっています。順番に見ていきましょう!

JVC新作WOODイヤホンの特長

木の美しい響きと自然な音の広がりで、人気の高いWOODイヤホンに最新作3機種が登場しました。

特長は大きく3点。

  • より軽量化された新型のウッドドームユニット
  • ハウジング背面に設置されたウッドスタビライザー
  • ノズル側パーツの内面に施されたアコースティックピュリファイアー

 薄く軽くなった新型ウッドのドライバーは、リニアリティが改善され低音楽器の階調表現がより向上しています。背面のウッドスタビライザーは振動を抑制、よりサウンドをクリアにしてくれるそうです。

新ウッドドームユニット

新ウッドドームユニット

ウッドスタビライザー

ウッドスタビライザー

 アコースティックピュリファイアーというのはノズル側パーツの内面に施されたドット構造。これによって音を拡散に自然な音の広がりを実現しています。

アコースティックピュリファイアー

アコースティックピュリファイアー

 いろいろな試みや技術が詰まった製品になっていますね!続いては、各モデルを聴いた感想を。

HA-FW01

HA-FW01

 WOOD 01 inner(型番HA-FW01)は、今回発表された中では最上位モデル。振動板のサイズは11mmで、音響に関して内部に4つの金属パーツが使用されています。もちろんMMCXでリケーブルが可能。5万円前後の市場価格が想定されています。

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 ハウジングの丸みは少し大きさを増しましたが、ノズルから背面までの幅が短くなったので装着の安定感は良くなっていました。またノズルの角度も耳孔に対してやや上向きになっており、抜け落ちにくくもなっています。

 サウンドはどっしりしたWOODシリーズらしい低音と、より一層クリアで繊細になった中高域が印象的です。FX1100と比較すると、低音はややシャープになって表現力を増しており、中高域には華やかさを感じました。

 バランス駆動で聴いてみると、WOODらしい広い音場と迫力満点の臨場感がうまくミックスされており、さすがの実力が感じられます。今作は今までのWOODシリーズの良さを活かしながら、同時に不満点を改善しているような音の印象を受けました。今のハイレゾ市場をしっかりと捉えた音作りになっているように思います。

HA-FW02

HA-FW02

 02は内部に3つの金属パーツを使用したモデル。振動板は10mmとなっており、01よりも1mm小さいものになっています。こちらもMMCXでリケーブル可能。35,000円前後の市場価格が想定されています。

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 02の形や装着感は01とほぼ同じですが、ハウジングの色はやや明るくなっています。よりウッドを感じるカラーリングですね。

 サウンドは従来のWOODシリーズとは少し違った印象で、解像感が高くフラット寄りのバランスに聴こえます。完璧なモニターサウンドとまではいきませんが、従来のWOODシリーズの低域が苦手と感じていた方にもおすすめできるモデルになっていると感じました。

 02はスタンダードモデルという位置づけなので、より多くの人に好まれる解像感の高いサウンドを目指したのかもしれません。もちろん、その中にWOODならではのスパイスも効いたサウンドになっています。01とはまた違った方向なのでぜひこちらも聴いてほしいですね。

HA-FW03

HA-FW03

 03は内部に2つの金属パーツを使用したモデル。振動板は02と同じく10mmのものを採用しています。こちらはMMCXケーブルにはなっておらず、24,000円前後の価格予想なっているようです。

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 MMCXを使用していないので、つけ心地はさらに軽くなっていました。03のサウンドは02と似た傾向にありますが、中高域の立ち上がりが早く、スピーディーな印象に聴こえます。一聴して「あぁ、これはロックに合うなあ」と思いました。

 音場の広さ、響き、余韻といった部分では上位モデルに譲る部分がありますが、分かりやすい楽しさを持っており、WOODの新しいエントリーモデルとして充分な魅力を感じました。

 3モデルを見渡すと、従来モデルからさらに進化を推し進めた01と、WOODとして新しい魅力を伝える02・03というラインナップになっていますね。FX1100のようなエクスクルーシブモデルの発売はあるのか、今から楽しみです。

フルバランス ディスクリートアンプSU-AX01

SU-AX01

 ポタ研のレポートで度々紹介していきたJVCのポタアンですが、フタを開けてみるとなんとフルバランス・ディスクリートアンプでした。

 バランス接続は「ボリューム・電源・ジャック(3.5mm)」が全て左右独立となっているという徹底ぶりで、まごうことなきフルバランスを実現しています。アンプ部はディスクリート構成になっており、大型のヘッドホンにもしっかり対応しているとのこと。

 その他、ボリュームにはギャングエラー0の電子ボリュームが使われ、さらには干渉を防ぐためデジタル基盤とアナログ基盤が分離した設計になっているというのだからあっぱれです。

SU-AX01

デジタル基盤とアナログ基盤

SU-AX01

2つの基盤で2階建のようになっている。

 とくにかく徹底して高音質化の技術がつめこまれたアンプですね。想定売価は11万円前後と決して安くはないですが、中身を知れば納得です。

 以前ポタ研のレポートで、ボリューム部分の緑ランプが外部電源に接続するとなぜか青くなるとお伝えしましたが、こちらも謎が解けました。

 これは「ハイインテンシティモード」というもので、外部電源と接続の際はその充分な電力を利用して、より繊細で鮮明な表現ができるようになっているとのことです。つまり、据え置き機のようにも使えてしまうということですね。

 ということで、さっそくHA-FW01を使って3.5mm×2のバランス接続で聴いてみました。サウンドは上質でなめらかです。変な味付けや主張は無いのに、それでいて「これぞJVCのアンプだ」と思わせる、ぬくもりや響きがあります。

 試聴時間はそれほど長く無かったので、細かなキャラクターについては後日しっかりレビューしたいところですが、少しの試聴でも「これは良いなぁ」と思わされてしまいました。発売は11月上旬とのことで、とても楽しみです。

3.5mm×2ってどうなの?

 さて、ユーザー目線で考えると「3.5mm×2」という接続方法はどうなの?と思う方もいらっしゃると思います。「2.5mmでいいじゃん」と言いたくなる気持ちも分かりますが、音質で考えると左右が最後まで交わらないこの接続方法は優れている面もあります。

 また3.5mmという汎用的なプラグを使っているので、ケーブルを作るのがそう難しくないのは救いですね。(費用はかかっちゃいますけど。)

 さらにこの接続方法は既にSONYが採用しており、開発の方にお伺いしたところSONYのケーブルを流用することは可能だそうです。(「アンプの中身はかなり違いますけど」と念をおされました。)

 もちろんJVCの機器で、このバランス接続を使うためのケーブルも販売されます。
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 この3種類のケーブルはMMCX、Signaシリーズ用、WOODヘッドホン用となっています。

 今回の新製品はこれまでヘッドホンのみが展開されていた「CLASS-S」というシリーズに位置づけられており、今回アンプとケーブルが登場したことで、ヘッドホン・イヤホン・アンプがバランス接続で繋がるシリーズとなりました。

 今後「CLASS-S」シリーズがどんな展開をみせていくのか、個人的にとても楽しみです。やっぱりここまできたらDAPも…と期待せずにはいられません!

 最後に。今回のWOODイヤホン発売にともなって、現行のWOODイヤホンシリーズ(FX850や1100)は販売が終了になるそうです。急に店頭から消えることはないと思いますが、欲しいと思っていた方は早めにゲットしておきましょう!

 ということで以上、JVC新製品のレポートでした!

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