イヤホンレビュー

【レビュー】XELENTO REMOTE まさにエクセレントな1台

XELENTO REMOTE

 季節の変わり目のせいか急に高熱を出してしまい、昨日は1日寝込んでおりました。ほんと体調管理は大切ですね。皆さまもどうぞご自愛ください。

 さて今回はbeyerdynamicから発売されたばかりのフラグシップイヤホン「XELENTO REMOTE」をレビューしたいと思います。

 こうした10万円を超えるような高額イヤホンの音が良いのは当たり前だと思うので、私はこのクラスのイヤホンへの評価は厳しめにすべきだと考えています。ところがどっこい、XELENTO REMOTEはどう厳しめに見ても素晴らしい。

 個人的にはANDROMEDA以来の傑作が登場したと感じてしまいました。前置きはこの辺にして、さっそく見ていきましょう!

XELENTO REMOTE レビュー

XELENTO REMOTE

外箱はこんな感じ

XELENTO REMOTE

開けた瞬間、胸が高鳴りました。

XELENTO REMOTE

もうちょっと寄ってみました

XELENTO REMOTE

イヤピはサイズ豊富です

XELENTO REMOTE

その他の同梱品
ケーブルはリモコン有無で2つ入ってます
ケースも高級感ありますね

XELENTO REMOTE

ハウジングにはbeyerdynamicの文字が

XELENTO REMOTE

すっごい(私が)映るよ!

XELENTO REMOTE

ケーブルは柔らかくて見た目もGOOD

 XELENTO REMOTEの輝く見た目はとても美しく「An audible piece of jewellery(聞こえるジュエリー)」と称するのも納得できます。

 ユニークな形状をしているイヤーピースも装着感が高く、サイズも豊富なので多くの人にフィットすると思います。(私はMサイズがピッタリでした。)

 発表会では「ケーブルの品質にも相当こだわった」ということでしたが、使ってみるとその良さを実感できました。柔らかくクセがつかない素材で、タッチノイズもほとんど感じられません。

 惜しい点があるとすれば、遮音性が少々低いところでしょうか。しかしこれはイヤピを工夫すれば解決できそうです。

 パッケージ、同梱品、本体と抜かりなく高い品質になっていて、総じて価格相応の高級感がありました。購入すればかなり所有欲が満たされる1台だと思います。

音は素晴らしいのひと言

 XELENTO REMOTEのサウンドを完結に表現すると「透明感と躍動感に満ちた音」と言えそうです。

 サラブレッドの馬体のように引き締まった、力強く跳ねるような中低域。冷たさを感じるほどシャープで金属味のある高域。それに加えて正確な定位と、左右に広い音場を持ち合わせており、初めて聴いた時は「まるでヘッドホンで聴いてるみたいだ」と思わされてしまいました。

 解像感の高さもダイナミック型としてはトップレベルで、ドラムスではハイハットの開き具合まで見えるようです。リムショットの実在感も素晴らしく、キックの質感の高さや力強さには脱帽しました。

 中でも特に素晴らしかったのがスネアの鳴り方です。私が好きなイヤホンはスネアが「スパーン!」と鳴るのですが、XELENTO REMOTEのスネアは私史上最高の「スパーン!」でした。(特にパの部分が最高!)

 ボーカルについてはBAイヤホンのようにベッタリと近い感じはありません。ほんとヘッドホンで聴いているような距離感ですね。

 全体を見ると中低域を中心としたバランスの良い鳴り方で、高い解像感と音の立ち上がりの速さ、ダイナミックレンジの広さには、改めてテスラテクノロジーの凄さを教えてもらいました。さすがダイナミックの生みの親…恐るべしbeyerdynamic。

XELENTO REMOTE

この音はヤバイ

AKT8iE MK2との違いは?

 読者諸兄が1番気になっているのは、先に発売となっているAKモデルとの違いではないでしょうか。なのでちょっくら聴き比べをしてきました。

 感想としては「似てるけど、かなり違う」といったところですね。UFOと一平ちゃんくらい違います。(最近ペヤングが関東ローカルだと初めて知りました…)

 AKT8iE MK2の方が全体的に音が丸く、良く言えばウォーム、悪く言えば解像感が低く感じました。そのせいかT8iEではボーカルに低域が被って聴こえたり、高域のシャープさに欠けて聴こえたりしました。(あくまでXELENTOと比較しての話です。)

 この価格帯のイヤホンは良い悪いというよりは、完全に個人の趣向によると思いますが、個人的にはXELENTO REMOTEの方が好みの音をしていると感じました。

XELENTO REMOTE

総評「今年のナンバーワン候補」

 改めて伝えたいのはXELENTO REMOTEの音は、かなりトンデモナイってことです。ANDROMEDA以来の衝撃。間違いなくハイエンドイヤホン最高峰の一角を担う存在になると思います。

 ANDROMEDAの登場によってハイエンドBAイヤホンのハードルは相当上がったと思いますが、同様にXELENTO REMOTEもまた、ダイナミックに求められるレベルを引き上げる1台となりそうです。

 本機はMMCXでリケーブルできるので試しにバランス化して聴いてみたのですが、私の手持ちケーブルでは激変とはなりませんでした。標準ケーブルがかなり良いものなのだと思います。

 なので、無理にバランス化してDAPで使うよりは、アンバランスでポタアンと組み合わせた方が効果は高いかもしれませんね。とはいえ普通にDAPで使っても、特に鳴らしにくさみたいなものは感じませんでした。

 beyerdynamic渾身のフラグシップモデル XELENTO REMOTEは、まさにエクセレントとしか言いようがないサウンド。高域の透明感はANDROMEDAに通ずるものを持ちながら、力強い低域も持ち合わせています。

 中高域(ボーカル)重視の方にはANDROMEDAをおすすめしますが、中低域(演奏)重視の方はこちらを選ぶと良いと思います。(両方あれば敵なし!)

 イヤホンを趣味とする方には、どなたにも聴いて頂きたい素晴らしい名機です。少々お高いですが、それだけの価値は充分にあると思いました!文句なしにおすすめです!

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