お遊びじゃない!柴咲コウ『続こううたう』の魅力

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 続編もハンパじゃないクオリティーでした…。柴咲コウのカバーアルバム第2弾『続こううたう』が7月20日に発売されました。約1年前に発売された『こううたう』の好評を受けて企画された本作ですが、相変わらずセンスの良い選曲。時代を超えて様々な楽曲が収録されています。

 私は前作をとても気に入っていたので、早速ビクタースタジオのHD-Musicから96kHz/24bitのハイレゾ版を購入してみました。何度もループして聴いていますが、とても良いですね。15曲があっという間です。

 「カバーアルバム」という商法には、いろいろと意見がある方も多いと思います。間違いない名曲を使えるわけですから、はっきり言って「楽してお金儲けできる手段」と思う方もいるかもしれません。しかし、その点でいうと、この『こううたう』シリーズはそういう「金の匂い」みたいなものがあまりしないんですよね。

 その理由の1つが選曲。正直、売りたい、売れれば良いというだけならもっとメジャーどころを揃えた、いわゆる”狙った選曲”をしても良いはずです。ところが前作も今作も全くそのような選曲になっていません。(桜坂はちょっと狙った感ありますが。)きちんと作品として作り上げたかったという、作り手の意思が感じられるものになっています。

 それからもう1つ凄いのが「音質」。このシリーズはハイレゾ・非ハイレゾに関係なく、録音の品質がとても良いのが特長です。実際、洋楽と比べてしまうと、邦楽で「音がいいなぁ」と思う音源はそれほど多くないですよね。その点、本作は音質ジャンキーである読者諸兄もきっと喜ぶ品質になっていると思います。この作品が単なるお金儲けじゃないんだなというのは、そうした音質へのこだわりからも感じることができました。

前作もおすすめ。

 『続こううたう』は曲順やアレンジも非常に丁寧で、カバーアルバムにつきものの”違和感”を感じずに聴くことができました。特に「少年時代」や「上を向いて歩こう」なんかは、アレンジ次第で”失笑もの”になりかねない難しさがあったと思うのですが、とても情緒的で美しい仕上がりになっています。

 またラストの2曲「3月9日」と「永遠」の完成度は素晴らしく、この2曲を聴くだけでもこのアルバムを買う価値があると思います。このあたりの手腕はさすがビクターエンタテインメント。録音もあのビクタースタジオだったんでしょうか。気になるところですね。

 つらつらと取り留めなく書いてしまいましたが、『続こううたう』音楽ファンにもオーディオファンにも、ぜひ聴いてもらいたい作品になっています。柴咲コウさんは美人なのに歌も上手って凄いですね…。単に歌が上手いだけでなく「声」にも魅力があるのが、また素晴らしいと思いました。第3弾があるなら、とても楽しみです。気になった方は、ぜひ手にとってみてください!

ジャケ写が振り返り美人すぎる…。

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